暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピースの世界に
3話
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と言う者だ」

「ゲンさんか、俺はカイトだ」

「今日はカイトのおかげで村の人たちが助かったよ、ありがとう」

「偶然この村に来ただけだから、気にしないでくれ」

「そうか・・・だが、村を守ってくれた事には礼を言わせてくれ」

「ああ」

ゲンゾウと話しているとノジコとナミがやってきた。

「お兄さん、ありがとう」

「お兄ちゃん、ベルメールさんを助けてくれて、ありがとう」

「うん、二人とも無事でよかった・・・ベルメールさんは?」

「お医者さんの所で眠ってるよ」

「そうか、結構怪我もしてたからな」

「ゆっくり寝てれば治るって先生も言ってたから」

そう言ってノジコは笑っていた。

「ねえ、私はナミ。お兄ちゃんの名前は?」

「私はノジコ、よろしくね」

「ああ、俺はカイトって言うんだ」

「カイトお兄ちゃんは、どうしてココヤシ村に来たの?」

(理由か・・・知ってたとは言えないしな・・・)

「・・・この村のみかんが美味しいって聞いたから、食べに来たんだ」

「ベルメールさんのみかんを食べに来たの?」

「まぁ、そんな感じかな」

「なら今から食べに来てよ。良いよね、ノジコ?」

「うん、いいと思うよ」

そう言って二人に手を引かれて、家の方に歩き始めた。

「お、おい・・・お前達、今日はもう遅いし・・・明日にしたらどうだ?今日は色々あって大変だったんだから」

ゲンゾウが慌てて二人を止めるが・・・

「大丈夫よ私達は怪我もしてないし・・・ね」

「うん、ベルメールさんも食べてもいいよって言うよ」

「ゲンさんこそ、怪我してるんだから休んでて」

「「行こ、カイト『お兄さんお兄ちゃん』」」

そう言ってゲンさんを置いて、手を引かれて行くカイトであった。

村の中心部から少し離れたみかん畑の中にある一軒家、最初にベルメールを助けた場所にナミとノジコの暮らす家がある。

家についてから3人でベルメールが作っていた料理を食べ、俺の目的?であるみかんをご馳走になっていた。

「どう?ベルメールさんのミカンは美味しい?」

ナミが目をキラキラさせながら聞いてきた。

「うん美味しいよ。凄く甘い」

「でしょ、私達が毎日お世話して育ててるんだから」

「ナミはあんまり手伝わないでしょ」

「え〜手伝ってるでしょ!」

ノジコとナミのやり取りを見ながら、今後のことをカイトは考えていた。

(ナミって原作とはちょっと変わって来てるのか?俺みたいなイレギュラーが存在してるしな。まぁ、トラウマを残さなかったと思えばいいか・・・あとは原作通りに進んでいくなら、ルフィに言った9年後までは好き勝手にやってみるのもい
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