暁 〜小説投稿サイト〜
天空遊園地
仲間たちと遊園地
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俺と空音は、待ち合わせ場所の川に来ていた。暖かくなってきた今、川の近くは気持ちがいい
待っていると、坂道を下って、4人が自転車でやってきた
「あ、空音ちゃんも一緒?」
木乃葉は、笑顔で、自転車を降りた
「どうしたんだよ、高晴、突然みんなで会おうなんてさ」
太陽は、あの遊園地の頃と違って、成長していた。なんだか、急に成長したような、ゆっくりと成長を見てきたような・・・・
二つの世界の記憶がごちゃごちゃになって、ちょっとわからなくなった
「なんか、俺、みんなと久しぶりに会ったような、そんな気分なんだ」
「昨日も一緒にサッカーしたじゃん!忘れたの、このバーカ!」
雪は、少し幼くなって、胸が完全にお亡くなりになった。三年ででかくなるものなんだろうな
まぁ、そんなことはいいとして・・・・夢の話をしよう
「実は、今日集まったのは、俺の不思議な夢を話したかったからなんだ」
「みんなを集めてまで話したい夢?」
メガネをかけている春人は、18でも15でも変わらない姿をしていた
やっぱり、この世界、何かが違う気がするんだ
「空音には、話したんだ。俺の夢の話。遊園地に行って、王様を倒して、囚われた子供たちを助け出す夢なんだけど、空音も、同じ遊園地の夢を見たって言うんだ」
「あぁ、そう言われてみれば、僕も見た。僕は確か・・・・一人でお茶をする紳士だったな」
「俺はヒーローショーをずっと見てる子供だった」
「僕は、名前を忘れた、遊園地の管理人」
「私は、メリーゴーランドで子供たちに風船配ってた・・・・って、みんな同じ遊園地の夢を見たの?!」
「あぁ、だから気になってるんだ。こんなにも、みんなで同じ夢を見るなんて、不思議だろ?だから、あれは夢なんかじゃない
現実に起こったことなんじゃないかって思うんだ
それに、お城にいた王様を覚えてるか?その王様は、俺と同じ顔だったんだ
そして、俺は王様を倒して、子供たちを遊園地から開放した・・・・
あの王様は、一体誰だったのか。同じ顔した他人じゃない。名前もあった、敏晴って名前だった」
その時、みんなは何かに気が付いたような顔をした。そして、ここにいた全員が、思い出した
「敏晴・・・・なんで僕たち、あの遊園地であったこと忘れちゃってたんだろう。敏晴も大切な友達なのに・・・・」
春人は、力のない声でつぶやいた。みんなも、うなづいた
「敏晴のいない世界なんて、おかしいよ!」
雪は悔しそうに足をダンダン踏み鳴らした
「でも、俺たち、なんでこんなにすんなり思い出せたんだろう。高晴の一言で」
太陽はふと、疑問をつぶやいた。俺は、それに笑顔で答えた
「まだ、俺が最後に、あの遊園地で願った願いが叶ってないことが、一番の原因だと思う」
「それって・・・・」
空音は、俺の顔を見た。俺はうなづいた。もう
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