機動戦士ガンダムSEED編
第6話
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か助けないでいただきたい。フレイ・アルスターがいなければ艦内が昼ドラみたいなドロドロした雰囲気にならなくて済むし、厄介事が減るし………。でも、あれだなキラがオレの思ってるような性格なら…
『でも、もしかしたら救助が来ないかもしれないじゃないですか。だから…』
「いや、誰も駄目だとは言ってないから。というか助けたいんなら助けたら?もう…。」
やっぱりな。……まあ、ああは言ったが逆に助けが絶対来るという保証がある訳でもないし、このポッドには他にも避難民が乗っているんだ。見捨てる事もできないか……。
そうしてオレはキラの駆るストライクの案内の下、アークエンジェルに到着した。いやぁ、しかしすごいもんだねぇ。やっぱこういうガンダムの主役級の戦艦は。ってんなこと言ってる場合じゃないな。
格納庫に入ったジンの下には武装した大勢の兵士が構えていた。ざっと10人以上はいるかな。……どんだけ警戒されてんだオレ…。
そのままコックピットの中にいる訳にもいかないので、オレは下に降りることにした。
下まで降りていく訳だが、物凄い居心地悪い空間ができてるよ。もう帰りたい位だよ。…今頃キラは友達と楽しくやってんのかねぇ…。何この差………。
そのままオレは兵士に連れて行かれ、しばらく歩き、あるドアの前まで連れて行かれた。兵士に促され、ドアを開けるとそこは艦長室だった。中にはブリッジクルーとおもわれる兵士達がおり、その中で立ってこちらを見ている二人がいた。
二人の内一人が前にでて、オレに話しかけてきた。その人物は肩ぐらいはあるセミロングというのだろうか? その位髪を伸ばした包容力のありそうな女性だった。
「この艦の艦長を務めているマリュー・ラミアス大尉です。ゴメンナサイね。色々あって疲れているだろうにこんな所に呼び出して。」
「いや、いいですよ。保護してもらったのはこっちですし。ああ、名前がまだでしたね。オレの名前は悠凪・グライフです。」
「そう言ってもらえるとこちらとしても助かるわ。それ「艦長」」
マリューの話に割って入ってきたのは、ショートカットのいわゆるお堅い軍人そのものなオーラを醸し出した女性だった。
「我々は一刻も早くこの状況を脱しなければいけません。そのためにもここは単刀直入にこちらの要件を伝えるべきです。」
「でも、ナタル…。」
「大一、最初に言い出したのは艦長あなたですよ。」
「あの〜、オレに要件あるなら聞きますけど?」
いや、こんな所で喧嘩されても困るのよ、ホント…。てか、仲悪いなこの二人。まあ、性格が初見のオレでもわかる位に真逆だからな…。
「…要件というのは、貴様傭兵と名乗っていたそうだな。」
「えぇ、まあつまりは…この艦に雇われないかという
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