機動戦士ガンダムSEED編
第6話
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というか敵だったらお前に突進仕掛けた時点で武器使って攻撃をいれてるよ。」
『……わ『X105 ストライク!応答せよ!!こちらアークエンジェル!』…あっ、こちらX105ストライク キラです。』
アークエンジェルからの通信か。声からしてナタル・バジルールか。
『無事か?』
「はい、あの…」
『何だ?』
「MSに遭遇したんですけど、中のパイロットがヘリオポリスの崩壊に巻き込まれて輸送船が使えなくなったので保護してほしいと言っているんですが…。」
『何?MSだと?ザフトではないのか?』
『中の人は自分は傭兵だと言ってます…』
『…駄目だ。そんな確証もない話…』
『許可します。』
『ラミアス艦長!!』
今のはマリュー・ラミアスか。ナタル・バジルールもラミアス艦長って言ってたし。
『キラ君、その人と一緒にこちらまで戻ってきて。場所はわかる?』
『はい、大丈夫です。』
『わかったわ。本艦はこの宙域から離脱しなければなりません。できるだけ早くお願いね。』
『わかりました。』
どうやら終わったっぽいな。それじゃそろそろ案内してもらいましょうか。
「終わったか?」
『はい、これから案内します。それで、あの…」
「ん?何だ?」
『…そろそろ拘束を解いてくれませんか?』
「あっ、わりぃ…。」
そういえばずっとこの状態のままで話してたなオレ…。
逆噴射でストライクから離れ、通常回線で再び通信をかける。
「さて、ずっと拘束してて悪かったな。」
『いえ…、僕の方こそいきなり攻撃してすいませんでした。』
「いや、もういいよ。そういえば自己紹介がまだだったな。オレの名前は悠凪・グライフだ。よろしく。」
えっ? それは「スーパーロボット大戦L」のキャラの名前だろって? それは理由は言えないがアークエンジェルのメンバーには本当の名前は知られたくないからだよ。大一顔同じだし、本人もこの世界にはいないから問題ないだろ。
…よく考えれば誰と話してるんだ?オレ?
『僕はキラ・ヤマトです。よろしくお願いします、悠凪さん。』
うん、やっぱり原作通りキラ・ヤマトだったな。まあ一悶着あったけどなんとかアークエンジェルにたどり着けそうだ。
『あの…、悠凪さん。』
「どうした?」
『いえ、あそこに…』
そう言ってキラはストライクの腕を動かし、少し先の方を指差す。そこには救難信号を発している脱出ポッドがあった。
…あれってまさかフレイ・アルスターが乗ってるやつか…。
『…あれって脱出ポッドですよね?』
「まあ、そうだな。というか助けるつもりか?ヘリオポリスの崩壊はこの宙域全体に知れ渡ってるだろうからオレ達が絶対に助けなきゃいけないってことはないぞ?」
という
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