3部分:第三章
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姿はだった。
「だから面白い。それ故にだ」
「ここでその姿になれと」
「違う。その姿を飾りたいのだ」
ゼウスが言うのはこのことだった。
「是非な。夜空にな」
「そうされるのですか。僕のあの姿を」
「そうだ。そうしていいか」
「はい、実は僕もあの姿は気に入ってまして」
慌ててそうなったがだ。それでもだというのだ。
「そうして頂けるなら何よりです」
「そうか。それではな」
「宜しくお願いします」
「わかった。では決まりだ」
オリンポスの雲で造られた白い宮殿のやはり雲でできた玉座からだ。ゼウスは頷きだ。パンのその姿を夜空に飾ったのだった。
その姿は今も夜空に飾られている。夜に空を見上げればだ。そこに今もあり人の目を楽しませている。その面白い姿で。
カプリコーン 完
2012・2・25
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