英雄凱旋
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天城来人ーーーーライトは、PoHを見て言う。
「人が大人しく演技してりゃいい気になりやがって……ダチの借りは数何倍に返すぜ、覚悟しな」
ライトは言うと、そこにミザールらが現れる。
「ライトさん!」
『あいつ……』
「やれやれ……」
「ライト君……!」
「良かったね、ミーちゃん!」
上から、タツ、ライン、シャドウ・リパルサー、ミザール、サナ。ミヤビは呆れて、キリトは何故かヴァジュラを想像していて無音だった。
「雷獣……!」
「ライト、何時から復活してたんだ!?」
「ん?……まぁ、悪いがそれは教えらんねぇ。ま、丁度間に合って良かった。『雷神皇』も調整終わったしな」
「新しい能力か!?」
「無視すんなぁああああっ!!」
友切包丁を振りかざすPoHが、ライトとダークに飛び掛かる。
ダークがシャドウ・リスタートを構えるが、ライトはそれを止めて、ただ前を見る。
「ライト!?」
キィン!!
途端、火花が散り、跳ね返される。
「何っ……!」
「漸くか……。待ちくたびれたぞ大馬鹿クリスハイト!」
子供の様に笑うライトにダークは困惑する。
しかし、その困惑は次の衝撃で吹き飛んだ。
「げっ……!」
ダークが見たのは、キリトの腕が再生している瞬間だ。
ダークはアスナから一通りの出来事は聞いていた。なので、決して再生することは無い。
ダークが考えている内に、今度は左腕で何かを探している。ライトが青薔薇の剣を奪い去ると、キリトの方に投げる。
それを掴むと、半ば折れていて、ユージオでさえ記憶解放で補っていた刀身が復活した。
そして、予備動作なく黒いコートを翻して飛ぶと、ライトとダークの前に立つ。
全員に見えるように立つと、夜空の剣の柄を握り、一気に抜刀する。
そして、その姿はSAOの物となり、大きくなびいた。そして、アスナの方を見ると、キリトは笑う。
「おい、遅いぞ」
「お前だってさっきまで寝てたろ。お互い様だろ?」
「あのな。俺はただ寝てたんじゃない。新たな力を受けすぎた影響でだな……」
「ハイハイ」
ライトとキリトが話しているのを切っ掛けに、ダークは我に帰る。
「き、キリト!!」
「おう、ダーク。久しぶり」
キリトが笑みで返すと、ダークも笑みで返す。
途端、PoHが言う。
「オゥーーーーケェーーーーーーイ。やぁっと起きたかよ、勇者サマ。そうこなきゃな。これでやっと、お預け食ってたエンドロールが見れるって訳だ。てめぇらが、止めてー止めてーって泣き喚く最高のシーンがよ」
すると、PoHは叫ぶ。
「こいつらがサーバー攻撃の首謀者だ!!拘束しろ!!他の奴等は全員殺して、狭い島国に叩き返してやれ!!」
「やれやれ……叩き返されるのはてめぇらの方だっつぅの」
ライトは呆れながら言うと、指を揃えて横にスライド。
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