2部分:第二章
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確かに。しかし上半身は。
山羊だった。その山羊の姿になったうえで必死に泳ぐ。何とか泳げている。
だが山羊の上半身では中々泳ぎにくくだ。もがく感じだった。その姿を見てだ。
隣で泳いでいるニンフは思わず吹き出してだ。こう言ったのだった。
「何ですか、その姿は」
「えっ、何かな」
「あの、お魚じゃなくて」
では何かというと。
「山羊になってますけれど」
「山羊って!?」
「はい、山羊に」
まさにそれだとだ。ニンフは泳ぎつつ笑ってだ。こう言うのだった。
「下はお魚ですけれど上は」
「ええと?」
ニンフの言葉にだ。すぐにだ。
パンは自分の右手を見た。本来は鰭になっている筈だ。しかしだ。
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