暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-5 決意を灯す瞳
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気な感想を述べるユイを肩に乗せたまま、歩き出した。

リーファが右手の長刀を男の足の間に突き立てる。

「さあ、誰の命令とかあれこれ吐いてもらうわよ!!」


リーファがドスの聞いた声で叫んだが、男は逆にショックから醒めたらしく、顔面蒼白ながらも首を横に振った。


「こ、殺すなら殺しやがれ!」

「なっ…………この……!」


その時、上空から様子を見下ろしていた悪魔が、黒い霧を撒き散らしながらゆっくりとその巨躯を消滅させ始めた。

顔を上げると、宙に溶けていく霧の中央から小さな人影が飛び出し、すとんと橋に着地した。


「いやあ、暴れた暴れた」

呑気な声が聞こえてきた。

「よ、ナイスファイト」

「はぁ…………?」

「ところで君、これ、さっきの戦利品なんだけどさ」

キリトがサラマンダーたちから手に入れた戦利品をトレードウィンドウを示す。

「これ、君にあげちゃおうかなーって思ってるんだけど?」

サラマンダーは仲間の蘇生時間が過ぎたのを確認すると

「マジで?」

キリトに確認する。

「マジマジ」

男二人は顔を見合せ頷き合う。その姿を見て、リーファとユイは…………

「男の人って」

「身も蓋もないですね…………」







サラマンダーは話し出すと饒舌だった。

「今日の夕方かなあ、ジータクスさん、あ、さっきのメイジ隊リーダーなんだけどさ、あの人から携帯メールで呼び出されてさ、オレ飯食ってたから断ろうとしたら強制招集だっつうのよ。

入ってみたら2人を十何人で狩る作戦だっつうじゃん、イジメかよオイって思ったんだけどさ、昨日カゲムネさんをやった相手だっつうからなるほどなって……」

「そのカゲムネってのは誰だ?」

「ランス隊の隊長だよ。

シルフ狩りの名人なんだけどさ、昨日珍しくコテンパンにやられて逃げ帰ってきたんだよね。

あんたがやったんだろ?」


シルフ狩りという言葉にリーファは顔をしかめた。

そして、キリトとリーファは視線を交わす。


恐らくは昨夜キリトが撃退したサラマンダー部隊のリーダーのことだろう。


「……で、そのジークタスさんはなんであたしたちを狙ったの?」

「ジークタスさんよりもっと上の命令だったみたいだぜ。

なんか、作戦の邪魔になるとか……」

「作戦っていうのは?」

「マンダーの上のほうでなんか動いてるっぽいんだよね。

俺みたいな下っぱには教えてくれないんだけどさ、相当でかいこと狙ってるみたいだぜ。

今日入ったとき、すげぇ人数の軍隊が北に飛んでくのを見たよ」


「……世界樹の攻略に挑戦する気なの?」

確かに、
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