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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-5 決意を灯す瞳
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戦を練ってきている。
前衛3人は一切攻撃に参加せず、ひたすら分厚いシールドで身を守り、残る9人は恐らく全員メイジで、一部が前衛をヒールで回復させ、残りの者が曲線弾道の火炎魔法で攻撃する。
物理攻撃に秀でたボスモンスターに使うフォーメーション。
「こんなの……ないよ……!
キリト君……もう一度…………やり直そうよ」
「嫌だ…………」
キリトの強い意志がこもった声。
「俺が生きてる間は……仲間を傷つけさせはしない!」
リーファは、その一瞬だけ、ここが仮想世界であることを忘れた。
「うおおおおっ!!」
キリトは突進攻撃の後、タワーシールドに手をかけてこじ開けようとする。
「なんだコイツ……!」
無謀ともいえるその攻撃でない攻撃にサラマンダーたちも少なからず驚く。
「リーファさん、次の魔法を防いでください!」
いつの間にかリーファの肩にいたユイが叫ぶ。
リーファが次の爆撃を必死に防ぐと
「パパ!今です!」
ユイの言葉で、キリトは走りながら何かをつぶやいた。
そして、光の収束が彼を包み込んだ。
次の瞬間、キリトはスプリガンの幻惑魔法で魔物に姿を変えていた。
そのまま、メイジ隊の真ん中に走っていく。
リーダーの男は喉を詰まらせたような悲鳴を上げ、右手をぶんぶん振り回す。
「た、退却!たいきゃーー」
だが、その言葉が終わらない内に、悪魔は一瞬身を縮めると大きく跳躍した。
ズシンと橋を揺るがして着地したのは、集団の真っ只中だった。
それからはもう、戦闘と呼べるものではなかった。
悪魔の鉤爪が唸るたびに、その軌跡にエンドフレイムが飛び散っていく。
中には健気に杖で肉弾戦を挑もうとする者もいたが、武器を振り下ろす間もなく頭から牙に呑まれ、絶命した。
暴風圏から器用に逃げ回っていたリーダーが、最早これまでと見てか、橋から身を躍らせ、水柱を上げて湖面に飛び込んだ。
奴はそのまま猛烈なスピードで彼方の岸目指して泳いでいく。
この世界では水に落ちても、装備重量が一定値以下なら沈まない。
リーダーはメイジの軽装が幸いしてか、見る見るうちに橋から遠ざかっていった。
しかし、水面下から影が忍ばよってきて、パクリと人のみにされてしまった。
悪魔
(
キリト
)
は敵リーダーの末路に興味を示さなかったようで、とうとう最後の1人となった不運なメイジを両手で高々と持ち上げる。
「おい!そいつ生かしといて!聞きたいことがあるから!」
リーファの言葉をキリトも理解したらしく、そいつ手につかんだままこちらに戻ってきた。
すごかったですね〜と、呑
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