暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
夏休み!そして合宿! 後編
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く。ところどころに傷がついているので、おそらくダメージレベルはBだったのだろう。

「トウイのガンプラは俺たち以上に痛めつけられ、バラバラにされたから結構派手に壊れているな。ダメージレベルがBでも、フリーダムはもっと傷だらけだな…」

トウイのフリーダムも取り出す。バトル終了時みたいにバラバラではないが、予想以上に傷ついている。

「なんなら私が直す………? 」

手に持っているフリーダムを見たのか、モチヅキがそんなことを言ってきた。

「助かるは助かるけど、何でだよ? 」

「トウイ君が寝ている今、サオトメ君たちの中ではこれを直せる人はいなさそうだから……」

失礼なことを言ってくるなこの子。確かに少なくとも俺は直す技術はないし、俺たちの中じゃ一番技術があるのはトウイだからな。

「シノは別に渡しても大丈夫だと思うか? 」

「…とりあえず今は信じてみましょう」

「わかった。じゃあ悪いけど頼むな」

フリーダムをモチヅキに渡すと、それを大事そうに受けとる。

「よかったね!ミサキちゃんの製作、修復技術は期待していいよ?僕が保証するから」

「なら期待して待ってみるか。てかもうすぐ夕方だから、お前たちはもう戻っとけよ」

時計の針を確認すると、六時二十五分になっていた。

「ん〜。まあ確かにそろそろお腹も空いたから、僕たちは戻るね!じゃあまた明日! 」

それだけ言って、ユウとモチヅキは医務室から出ていった。

「俺たちも夕飯にするか。とりあえず飯を食いに行くぞ」

ムウさんがそう言って、一度飯を食べることになった。





ーーー−−





『なんで……んだよ!? 』

『そ、それは…』

『俺が……からなのか!?俺相手じゃ……出す……てか!!? 』

『そ、そういわけじゃ! 』

『もうい……ろよ!?必ずお前……やる…』

『あっ!待って!! 』










「!!?…夢か…」

目を覚まして体を起こすと、ベッドの上にいて、しかし部屋ではないことを確認した。

「あれ?なんでここに? 」

ここに来る前のことを思い出す。

「確かバトルで負けて、そこで気を失ったんだっけ…いてっ! 」

傷ついている部分が痛む。
時間を確認すると、時間が九時を回っていた。

「あれ?僕どんくらい寝てたの? 」

「だいたい三時間だ」

扉の方を見ると、そこにはヒロヤ君が立っていた。

「ちなみにいつからそこに? 」

「さっきからだ。一応軽く飯買ってきたから届けようと思って来たら、なにやらうなされてたからな」

あちゃー。やっぱりうなされていましたか。これは恥ずかしいわぁ
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