3部分:第三章
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くでやんすね」
「そうだよ。そんな奴だからな」
「あんな怯えるってのは」
「有り得ねえ。どういうことだこりゃ」
「何かありやすかね」
「そうとしか思えねえ・・・・・・んっ!?」
三次はここで見たのだった。それは。
おみよ、川で誰もいない朝早くにだ。まだ日の光も白いその中で洗濯をしているその彼女の左手をちらりと見た。すると手首のすぐ下にだ。
それを見たのだ。それは何かというと。
「何だありゃ」
「ありゃって?」
「あれは何なんだよ」
こうだ。三次は目を顰めさせて言うのだった。
「あいつの左手に見えたんだよ」
「見えたっていいやすと」
「目じゃねえのか、ありゃ」
己の目を顰めさせてだ。三次は久吉に話す。
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