H12「あっ、どうも!」
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パンパン、パンパン
深夜の公園。ここは、そういうことにうってつけの穴場だった。
アンアン、パンパン
あちらで、こちらで。暗闇の中、木を支えに後ろから。ベンチでねっとり、向き合って。
アンアン、パンパン
いつものごとく、いつもの場所に行き、始めていると……
『『あっどうも!』』
目が合った僕らは小首でうなずき、挨拶をした。そして、事がすんで帰る間際に、彼女が小声で僕に言った。
「さっきのカップルに、また会ったね!」
僕らは……
いつもの常連に出会ったのだった。
おしまい
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