第7話
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めにも彼女が楽しめるようなバトルをしなくては。
▽
「逃げなかったようだね? ガンプラバトル部」
体育館の端に設置されたバトルシステムの近くにはかなりの数の生徒が集まっていた。そこまでするとは聞いてないんですが。
「カマキリ先輩。この生徒達はあなたの差し金ですか?」
「さて、どうだったかなぁ。僕は別に来なくても良いとは言ったんだけどねぇ? まあ、証人にはなってくれるからいいでしょ?」
「っ??」
カマキリ先輩は相当この勝負に自信があるらしい。いくらこちらの2人が新入生で舐めているとしても、妙な感じがするな。
「では始めようか。タナカくん、そして………ヤシロくん」
2人の男子生徒がカマキリ先輩の隣に並ぶ。タナカと思われる生徒は何故か忘れ去ってしまいそうになりそうだが、ヤシロと呼ばれた生徒、どこかで見覚えがあるようなーーー
「ヤイバくん………」
シグレ先輩が何か呟いた気がしたが、ちょうどそのタイミングでバトルシステムが起動したためうまく聞き取れなかった。
『Please set yuor GP-Base』
自分のGP-Baseは家に置いてきているので、部室から拝借して仮登録したものをセットする。
(てか、こっちのチーム俺だけ空気読めてないな………)
使用ガンプラが2人は初代外伝のジオン軍なのに俺だけ連邦軍、しかも『Z』の外伝。
作ってくれたアズサにケチを言うわけにはいかないので勿論使うのだが、なにか納得がいかない。
『Please set yuor GANPLA』
「前衛、任せて良い?」
「問題ないですよ。牽制します」
青と白を基調としたガンプラをバトルシステムにセットする。ガンプラを覆いきれそうな大きさのシールドが特徴的な機体の名はーーール・シーニュ。
プラフスキー粒子によってフィールドが形成される。ステージは………宇宙のデブリ地帯か。
「ナカジマ・シグレ。FAサイコザク、行きます!」
「ミツハラ・ダイスケ。ヅダで出る??」
「マイギリ・ヒサメ。ル・シーニュ、目標を破壊する」
3機のMSがカタパルトから射出され、宇宙空間へと飛び立っていった。
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