フランスの貴公子
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もない」
独り言を後ろに立つデュノアに聞かれてしまった。
迂闊にこいつの秘密を喋らないように気を付けないとな
「今日はISでの実習を行う。 ……が、その前にISどうしの戦闘をみておいたほうが良いだろう。 凰、オルコット。 専用機持ちなら、すぐに始められるだろ」
「えぇ、面倒臭いんだけど……」
「私も、見世物みたいになるのは好ましく思えませんわ…」
織斑先生から指名された2人がしぶしぶ前に出る。
だが、織斑先生が2人に何かを吹き込んだとたん、手のひらを返したようにアピールを始めた
一夏に良いところを見せられるとかなんとか言ったのだろう。
扱いが上手い
「それで? 御相手は誰ですの? 私としましては、鈴さんでも構いませんが……」
「なに? 私とやるの?」
「それでもいいのだが、今回は違うぞ。 今回の相手は…」
『ど、どどどどいてくださぁぁいぃ!!』
突如、上空から聞こえた叫び声。 ふと、目線を上げると、ラファール・リヴァイヴに身を包んだ山田先生が制御不能状態でこちらに突っ込んできているのが見てとれた
間違いなく、俺の前にいる一夏に直撃するコースだ
俺は一夏の首根っこを右手で、デュノアの手を左手で掴むと、アサシンの力を使って後ろに飛び退いた
結果、山田先生は1人で地面に激突することになる
「た、助かったぜ中」
「気にするなって。 危なかったから助けただけなんだしよ」
本来なら一夏に激突するのだが、マジで辺りどころが悪ければ最悪重傷ではすまないかもしれないしな。
「い、今凄い飛ばなかった?」
「気にすんなって」
「いや、でも……」
「気にしたら負けだと思え」
「……うん」
で、このあとなのだが、凰とオルコットは簡単に山田先生に負け、専用機持ちが指南役となってグループを作り、ISの操縦をおしえることになった
一夏、デュノア同様、アピールされてよろしくお願いしますってのにはかなり困ったがな
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