第百十一話 襲撃
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ェモン[黙れ!!選ばれし子供とそのパートナーでありながら闇に加担した裏切り…があっ!!?]
言い切る前にクラヴィスエンジェモンの腹にマグナモンの拳が減り込んだ。
マグナモン[黙れ、お前の声はもう聞きたくない。三大天使とやらの前にまずはお前から消してやる。デジタルワールドの害虫が]
クラヴィスエンジェモン[が、害虫だとお…!!?]
マグナモン[そうだ。自分の正義に従わない者、そして闇というだけで排除しようとする考え方。それは充分デジタルワールドを狂わせるだろう。ハッキリ言ってまだピエモン達の方が好感が持てる]
クラヴィスエンジェモン[ぐっ…デジタルワールドを狂わせるだと…?ふざけるな…我々が正義なのだ!!]
マグナモン[…馬鹿には何を言っても無駄か。まあいい、お前のちんけなプライドも何もかも全て粉微塵にしてやる。]
クラヴィスエンジェモン[ぬかせ!!ザ・キー!!]
鍵をマグナモンに向けて振り下ろすが、マグナモンは指一本で受け止めてみせた。
マグナモン[どうした?それで攻撃しているつもりか?もっと頑張れよ]
クラヴィスエンジェモン[お、己!!]
鍵を何度も振るうが、マグナモンの指には傷一つ付かない。
クラヴィスエンジェモンにデコピンを喰らわせ、吹き飛ばし、壁に叩きつけた。
マグナモン[ふん、この程度か。やはり特訓で実力に差が付きすぎてしまったようだな…お前なんか指一本で充分だ]
クラヴィスエンジェモン[ゆ、指一本だと…!!?ふざけるな…指一本で私に勝てるわけがない!!]
怒るクラヴィスエンジェモンは鍵をマグナモンに振り下ろした。
マグナモンは鍵を指一本で粉砕し、勢いよく指で胸を貫いた。
クラヴィスエンジェモン[あ…がああ…]
マグナモン[どうした?最初の威勢は何処に行った?それにしてもこれじゃあまるで面白くない。もっと本気で…おっと失礼した。お前はこれで本気なんだったな?]
指を引き抜き、絶対零度の視線で膝をつくクラヴィスエンジェモンを見下す。
クラヴィスエンジェモン[(くっ…仲間と…仲間と合流しなくては…)]
破壊された鍵の残骸をマグナモンに投げつけ、逃げようとするが、足首を掴まれた。
恐る恐る背後を見ると、そこには鬼の形相ということすら生温い程の殺意を瞳に浮かべるマグナモンがいた。
マグナモン[お前、何逃げようとしてる?]
振り上げる。
クラヴィスエンジェモンの身体を持ちあげる。
そのまま、地面へと叩きつける。
何度も何度も、叩きつける。
クラヴィスエンジェモン[があああああ!!?]
しばらくそれを繰り返すとクラヴィスエンジェモンから掠れた声が聞こえた。
マグナモン[ん?]
クラヴィスエンジェモン[
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