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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
浸食せし刃
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なるっつー計画だった。まぁ、一部能力は捻じ曲げられてるがな。同質化なんて再現できてないにもほどがある」
「だが、俺たちは祈った。世界同士の隔たりをなくして、共に生きることはできないかと」

「それがスペルミス…………だが、君がなぜ!?」 

 終始無言だったが、突然和希はリモコンを取出し、液晶パネルにあるデータを見せた。

「お前にだけ見せてやる」
「これ、は!?」

 アシムレイトロイド・アーキタイプ――――――――――――

「馬鹿な、彼が!?和希……貴様ァ!!」

 刀が一閃した。

「博士を傷付けるなって言いましたよねぇ…………死んでください」
「君は……なぜ……!?」
「決まっているじゃないですか」

 あっさりと彼女は答えた。右目を怪しく輝かせて。

「私は博士を愛していて、博士は私を愛しているからですよ」
(この子は…………ッ!)

 そのまま茅場は消滅した。





「茅場明彦の物語が終わった!?そんな、まだ彼は終わらないはずなのに!」

 物語を観なくてもわかった。異常が発生していることが。

「srrow……」

 待っていて。私が君を取り戻すから――――――――――――

 そう彼、いや、彼女は哀しみを救うべく、各地を奔走していた。

(情報では翡翠の世界のキリトが狙われたとある……あそこには翡翠の鍵が……ミヤビと呼ばれる少女がいる。彼女がsrrowを戻す鍵になる!後は闇神ダーク、彼も物語の鍵だ!急がなければ……)

 ブックメイカーは本を取出し、この後巻き起こるであろう物語を見た。

(現在ユキ達はGGOでトーナメント中……頼れる人がいない。それにあのhackという少女も何とかしなければ。下手したら物語そのものが成立しなくなる能力を持っている!)

 異常な展開ばかりの中、ブックメイカーは冷静に考えた。

(待てよ……頼れる人はいる。ここから行くのが少し大変だが、この場所から一番近い人物――――――)

(雷帝ライト)

 今、ブックメイカーが歪みを、哀しみを正すべく、物語を正しく紡ぐべく異世界を駆け抜ける――――――――――――。
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