もしも4人目がミユキさんだったら
新しい伝説が始まる
第20話
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ーツ王国首都アラモード内ショコラの家
「着信が着てるわ。」
「もしもし、パフェ。」
「うん、パフェよ。」
「娘シフォンが大泣きしたら来てくれる。」
「良いよ。ところであゆみさん。」
「何かな。」
「シフォンが大泣きする原因は、ラビリンスが生物化学兵器を使用しているのが原因よ。」
「そうなの。」
「該当する怪物と戦う場合、防毒マスクを呼び出して。」
「うん、分かったわ。」
「それと、レミさんに知らせてね。生物化学兵器併用怪物と戦う時、必ず『レインコール』を唱えて。粉塵さえ巻き上がらなければ、寄生虫型怪物は水の重みで動けなくなくなる上、巻き上がらなくなるからね。」
「分かったわ。知らせておくよ。」
「ではあゆみさん、切るわね。」
通話を切った。
「ラブ、心配だわ。」
翌朝、関東予選前日
「ズズーーーーッ。」
「今日も練習行きまっか。」
「大会まであと1日しかないからね。フアーーーーッ。」
「ワァッ、ピーチはん。」
「プリーーッ。」
「ウッ。」
「シフォン。」
「ラブ、体内に寄生虫がいる。医者に診てもらって。」
「ありがとう、心配かけてごめんね。」
「プリッ。」
「じゃあ、ミユキさん待っているから行ってくるね。」
「キュアーーッ。」
ラブは家を出た。
赤塚公園へ向かう途中、建設工事現場前
「ラブ。」
「アハッ、せつなさん。どうしたのこんなに朝早く。」
「気になって、あなたのことを占ってみたの。」
「私の。」
「『2頭を追うものは1頭も得ず』って出たわ。」
これが最後の占いであった。今後、東せつなと出会うと必ず命を狙われる運命です。
「2頭を追うものは1頭も得ず。」
「欲張って両方を手に入れようとすると結局、どちらも手に入らないって言うことわざよ。」
「エエッ、エッーーーェ。アッ、アアッ。」
「ラブ、あれもこれもって言うワケには行かないのよ。」
「はっ。」
「どちらと真剣に向き合うか、決めなければならない時がある。そのために、例えどちらか捨てるこ
とになったとしても、あなたには迷っている時間がないわ。」
「すごいね。せつなさんには、何でも分かっちゃうんだ。」
「はっ。」
「全部当たっている。私、本当にちょっと迷ってたかも。」
「そう。」
「でも、せつなさんのおかげで迷いが吹っ切れた。」
「どちらを選ぶか決めた。(ここから小言)できれば、プリキュアをやめてくれればせいせいするな。」
「できないよ。」
「エエッ。」
「どちらか選ぶなんてできないよ。」
「ラブ。」
「だって、私にはどっちも大切なんだもん。」
「どっちも、大切って。」
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