暁 〜小説投稿サイト〜
フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
もしも4人目がミユキさんだったら
新しい伝説が始まる
第20話
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 占いの館

 「メビウス様、お役に立てるのなら、この命など。」
 すると、サウラーとノーサーが姿を現した。
 「お疲れのようだね。この前、プリキュアとの戦いで、君が随分とダメージを受けたように見えるのだが、僕の気のせいかな。」
 「その通り、気のせいよ。」
 「また1人で行くの。ここは協力して一気に始末するべきではありませんか。」
 「前にも言ったはずよ。あたしは、あなたたちとチームを組んだ覚えはないね。」
 イースは去った。
 「イース中将。」
 「良いじゃないか。1人でやるって言っているんだから。その戦いぶり、とくと拝見しよう。」

 関東予選2日前の朝、桃園家では

 「ラブ、ちゃんと食べないと。」
 「うん、ごめん。遅刻しちゃうから、行って来まーーーす。」
 「ラブったら、ここのところ毎朝寝坊続きで、朝食も食べないで行っちゃうし、体の調子でも悪いのかしら。」
 あゆみは一旦去った。
 「朝食は1日の始まり。しっかり食べなああかんのに。」
 「プリーッ。」
 「気になりまっか。わいも気になってんねん。あのハムエッグの月見、トロトロの半熟感ホクホクの固い白身か〜ぁ。わいは半熟派やで〜ぇ。」
 「プリッ。」
 「じょ、冗談やで。」
 あゆみは再び戻った。
 「タルト、シフォン、良かったら食べる。」
 「ほんま、ええんか。」
 「いいよ。」
 「ほな、いただきまっせ。」
 「プリ〜ッ。」
 タルトとシフォンは、ラブの朝食わガツガツ食べ始めた。
 「その代わり、聞きたいことがあるの。」
 「ヘッ、何でっか。」
 「ここ最近、ラブどうかしているみたい。何か心当たりない。」
 「ヘェ、手強い敵と戦ってその上、ダンス大会に出て優勝したいと言って、焦って体力が極力消耗しているみたいねん。」
 「これはいけないね。パフェとも相談してみるわ。ラビリンスに不穏な動きがあれば、私たちも出動するわ。」
 「オカン、たのんまっせ。」
 「キュアー。」

 日中

まず四ツ葉高校では
 「よーーーし。次、桃園さん。」
 「ハイ。」
 「ラブ、頑張って。」
 「うん。」
 「ピーーーーッ。」
 「飛びます飛びまーーーす。」
 「トントントントン。」
 「あれっ。」
 「ドカッ、ドーーン。」
 跳び箱上部に激突した。
 「うう〜ん。」
 「桃園さん。」
 「大丈夫、ラブ。」
 「ナハハハッ、失敗失敗。カッコ悪〜ぅ。」
 「額擦り剥いてるよ。保健室へ行かなきゃ。」
 「平気平気、エヘヘヘヘッ。」
 
 一方

蒼乃美希は、ファッション誌の撮影により学校を欠席していた。この場合、出席扱いとなるのだが。
 「チュイカシャッ、チュイカシャッ、チュイチュイカシャッカシャ
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