第二話
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「こ、ここはどこですかぁ……」
神木がホーンラビットを倒したとき、この世界に新たな人物が訪れた。
三百層の森林に囲まれた、森の中でへたりと座り込み気弱な声をあげた少女がそれだ。
shinzaki。彼女の頭の上にはそんな名前が浮かんでいる。
少女は恐る恐る立ち上がり、辺りを見回してみるが、どう見ても少女がプレイしていたゲームではない。
さきほどまで少女がいた場所は木々すら生えることのない、砂漠であった。だが、腕の中にはAK-47が存在している。
いきなり、景色が変わったことに驚きながらもゆっくりと道を進んでいく。
カサッ
「ひい!!」
ちょっと風で揺れただけというのにこの驚きようだ。少女はAK-47の銃口を音がした方へと向ける。
何も無いことに安堵しながら再び一歩ずつ慎重に踏み出していく。
ふと、気になり手慣れた動作でウインドウを開くと、全く見覚えのないメニューが並んでいる。
訳がわからず一番上のものを開いてみるとイベントリの中身が表示された。だが、弾丸以外は全てバツで破損状態であった。
弾丸が使えることには安心は出来るが、やはり心もとない。
これはどこかで手に入れる必要がありそうだ。
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