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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-4 守りたいもの
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でないビルドのためにHPゲージは一気に削られる。
「マリン!!」
「多分大丈夫…………っ!?」
一人のアタッカーが武器を構えてマリンへと突撃する。
「これで、長らく殺せなかったこいつも…………っ!?」
「人の仲間に気安く手出してんじゃねーよ」
あのデスゲームの中使われた、神速剣スキル13連撃技〔ドライブレード・フルスロットル〕でサラマンダーのHPが全損する。
呆気にとられるサラマンダーズとマリン。そんなものは露知らず、俺は背中にスターライトクリエイターを装備する。
「他人の
仲間
(
大切な人
)
に手を出すことがどれだけのことか…………よーくその身に刻んどけよ。
『蒼藍の剣閃』……久々にトップスピードで振り切るぜ!」
意識を足に集中させて一瞬だけ超加速するシステム外スキル〔ソニックステップ〕
一瞬でサラマンダーズの真ん中に突入すると連二刀流スキル21連撃技〔アイソレイト・イグニッション〕を振るう。
HPの低いメイジを3人巻き込んでPKすると、アタッカーの4人には連二刀流スキル35連撃技〔ルナティック・スターブラスト〕、タンクの3人には連二刀流スキル48連撃技〔フルアクセル・ストライクエンド〕を放ってHPを削った。
もちろん、この世界にはソードスキルがないため、全部ノーアシストなのだが、やはり体が覚えているもので全く違和感なく繰り出せた。
「こんなもんか……」
「せ、セイ兄…………」
「大丈夫か?」
「うん…………」
「よし、ルグルーまでもう少しだ。頑張ろう」
俺はマリンに手を差し伸べると、再び歩き出した。
眼前には、巨大な石造りのゲートが遥か地下空洞の天井まで聳え立っている。
鉱山都市ルグルーの城門だ。
補給と情報整理も兼ねて、この街で一泊することにした。
並んで城門をくぐると、BGM代わりのNPC楽団の陽気な演奏を始めとした多種多様な音色が俺たちを出迎える。
街の規模自体はそう大きくはないが、中央の目抜通りを挟むように聳える岩壁に、武器防具や各種の素材、酒や料理などを商う店やら工房やらが積層構造を成して密集している様は見事なものだ。
プレイヤーの数も多く、普段あまり出会うことの少ない音楽妖精族のプーカや、鍛治妖精族のレプラコーンといった種族のパーティーが談笑しながら行き交っている。
「うーん……この空気久しぶり」
そして、早速手近な商店の店先に足を向ける彼女を微笑ましく思いながら後をついて行った。
ある程度物色したあと
「とりあえず、今日はここで終わるか」
「そうね。夜遅いし」
「じゃあ、またな」
という会話の流れで俺とマリン
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