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溜め息の
吐きて見上げし
早春の
想いし我に
雪は降るなり
春らしい日和が一転し、かなりの降雪があった日。出掛けた先でも、彼の影を追ってしまう自分がいる…。
自嘲しつつ見上げた空から、止め処なく雪は降る。まるで私には関係しないと言うようで、ただただ…溜め息を洩らすだけ…。
苦しみに
待つことさえ
儘ならず
この身ぞ朽ちて
死へと誘え
同日の真夜中に詠んだ歌。楽になりたい…そう思う程に、彼の笑顔が脳裏に過る…。そしてまた一人で苦しみ、死を望む自分と生を投げ出せない自分とが葛藤する…。
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