第十三章
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それぞれの武器や拳、脚でインベス達を倒していく。その中で。
ブラーボはその両手に持っている狼牙棒でインベス達を次から次にと倒しつつだった。斬月・真に問うた。
「これで終わりではないわね」
「おそらくな」
斬月・真はライダー達の軸となり最も多くインベス達を倒しつつ答えた。
「まだ出て来る」
「そうよね、やっぱり」
「実際に前から出て来ている」
新たなインベス達が、というのだ。
「だからだ」
「ここからまだね」
「出て来る」
確実に、というのだ。
「これからもな」
「何か今でかなり多いけれど」
グリドンもインベス達を倒しつつ言う。
「尽きる感じが実際しないんだよな」
「雑魚のインべス以外にもいるしな」
「それも結構ね」
ナックルとシグルトも戦っている。
「ここで一気にか?」
「俺達を潰すつもりなのかな」
「敵は倒せる時に倒しておく、ですね」
龍玄は銃でインべス達を撃って倒しつつだ、ナックル達に答えた。
「ですから」
「ここで俺達を一気に倒してか」
「終わらせるつもりなのね」
グリドンとブラーボも応える。
「それでか」
「ここで戦力を一気に出してきているのね」
「はい、ですから」
それで、とだ。龍玄は接近してきたインベスを蹴って倒しつつまた言った。
「操真さん達をお呼びして正秋だったと思います」
「それであの人達は何時来るんだ?」
ナックルは龍玄にこのことを問うた。
「今はまだ俺達が優勢だけれどな」
「何時までもこうはいけないからな」
シグルドも言う。
「だからな」
「早いうちに来て欲しいな」
「何時来られるかまでは」
咄嗟に思いついて援軍を要請した龍玄にしてもだった。
「僕も」
「そうか、流石にな」
「そこまではだよな」
「申し訳ありません」
「そこまではいい」
斬月・真がそれはいいとした。弓を放ってそれでインべスを一体消し飛ばしてそうしてからの言葉だった。
「流石にな」
「そうですか」
「間に合ってくれればな」
それで充分だというのだ、そして。
斬月は戦いつつだ、こうしたことも言った。
「相手もまだ切り札を出していないな」
「上級インベスですね」
「まだ出て来ていない」
ここで言ったのはこのことだった。
「それが気になる」
「絶対に出て来るだろうな」
グリドンはかなり嫌そうに言った。
「連中は」
「だろうな、やっぱり」
「大物は後から出て来るんだよな」
ナックルとシグルドもかなり嫌そうだ。
「それならな」
「覚悟決めて戦うか」
こうしたことを話してだった、そうして。
ライダー達は戦いつつ援軍と敵の真打の両方を待った、先に来たのは。
操真達だった、魔法使い達は戦場に来ると。
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