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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0937話
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交う中で戦い続ける事が可能なメギロート。その性能も、俺達がホワイトスターを基地とした時に比べて格段に進歩している。
 恐らく炎龍の物理的な攻撃ではメギロートの装甲の表面に軽く傷を付ける程度のダメージしか与えられない。炎に関しても、メギロートにダメージを与えられるかと言われれば……どうだろうな。
 それに対し、炎龍の鱗は確かに硬いがメギロートのサークル・レーザーを防げる程ではない。
 つまり、炎龍の攻撃はメギロートに対して殆どダメージを与えられないのに対して、メギロートは一方的に攻撃できるのだ。
 しかも幾ら天災と同じ扱いであったとしても、炎龍は生き物。無人機であるメギロートと違い、体力の限界はある。
 その辺の説明を簡単にすると、ピニャにしろボーゼスにしろ、信じられないといった様子で左右にいるメギロートに視線を向けていた。
 ちなみにもう1機に関してはサラマンダーの上を飛んでいる。

「この虫が1匹で炎龍を数匹相手に……? その、アクセル様。このメギロートという虫は何匹くらいいるのでしょうか?」
「まず言っておくと、こいつらは虫じゃない。機械……と言っても理解出来ないか。そうだな、巨大な弩の類が自分で行動して、戦闘に関しても勝手に判断するようなものと考えてもいい」

 そう告げたのだが、やはり理解はしにくいらしい。ゴーレムの類があれば分かりやすかったのかもしれないが、錬金術とかゴーレムとかは門世界に存在していないみたいなんだよな。
 いや、実は存在しているのかもしれないが、少なくても俺は見た覚えがない。

「まぁ、分かりにくいのなら、それはそれでいい。で、メギロートの数だったか。……そうだな、正確な数に関しては分からないが、数十万ってところだろうな」
『なっ!?』

 俺の言葉に息を呑む2人。
 まぁ、1機が炎龍数匹を相手に出来るだけの性能を持つのが数十万もいるのだ。それはつまり、下手をすれば炎龍数十万匹、あるいは数百万匹が帝都の攻め寄せるかもしれないと判断しているのだろう。
 こっちの戦力に関しては詳しい事を理解していなかったようだが、炎龍というこの世界にとっての最大戦力に等しい存在を例に出したのは分かりやすかったか。
 もっとも、当然ではあるがメギロートの全てがこの門世界に存在している訳ではない。各世界で駐留している機体もかなり多いし、ホワイトスターで待機している機体もいる。
 それを思えば、アルヌスの丘でいつでも発進準備が可能なのは100機程度だろう。
 そもそもシャドウミラーや異世界間連合軍としては、この門世界の戦力を非常に低く見積もっている。……その割にファンタジー世界ということで、それなりに魅力的な物は多く存在しているように映っているんだが。
 そういう意味では、狩り場としてはいい世界ではあるんだよな
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