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英雄は誰がために立つ
Life12 聖書の子らの新たなる道 −締結、駒王協定−
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人は駒王学園外にいた。

 「雰囲気的には、儂がおらんでも大丈夫だろう」

 ――――と、こんな事を無責任に呟く始末だった。

 「天界側(我々)も藤村士郎君に対して、何かしらの便宜などを図れるよう検討してみます」
 「図々しくてすみません、ミカエル様」
 「いいのですよ、彼女に関してもこちらの落ち度ですから」

 彼女と言う言葉に反応してか、後ろの天使がミカエルにか士郎にかまでは判別できないが、全速力で何度も頭を下げていた。

 「取りあえずこんな所か?」
 「和平会談の締めの言葉が其れですか?アザゼル」
 「構わねえだろ別に。そんじゃ俺達は先に上がらせてもらうぜ?」

 飄々とした態度のまま、気絶した部下を引きずりながら魔法陣へと向かって行くアザゼルだったが、一度此方へ振り向く。

 「言うのを忘れる処だったが、一週間後くらいから当分の間この辺りで厄介になるから、宜しくな若造ども」

 ――――と、悪い冗談のような言葉を残して去っていくアザゼル。
 それに続き、天使陣営も丁寧なあいさつの元、去って行った。

 「よぉおーし!今度こそ士郎には納得のいく説明を聞かせてもらおうかな♪」

 他の首脳陣を見送ったサーゼクスは、笑顔のまま士郎に近づく。
 そして士郎は若干引き気味だった。

 「――――すいません!」

 しかしそこで、またも待ったの声がかかった。
 その人物とは果たして――――。
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