番外編:パラレルワールドに行きます 〜その一〜
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レなだけなのね」
この世界の俺とリアス・グレモリーが何故か納得したように頷いてるのが気にくわねえ。誰がツンデレだカス共が。俺は認めねえからな! 後、さっきからニヤニヤしながらアザゼルの奴が見てきやがるのが一番気にくわねえ。
「ニヤニヤしてんじゃねえよ! この親馬鹿が!」
「うおっ! 何だよ、今の炎、面白そうだな。というか、誰が親馬鹿だよ」
俺が憤怒の炎を投げつけるがアザゼルは軽々しく避ける。ちっ、こいつの強さ自体はどこの世界に行っても同じみてえだな。本腰いれねえと当たらねえな。
「そう言えば、この世界の僕はどうしてるの―――パパ?」
ヴァーリがこの世界の自分が気になったらしくアザゼルに何気なく尋ねる。しかし、パパとヴァーリが言った瞬間に俺達の世界の奴ら以外が固まる。そして非難がましい目をアザゼルへと向ける。
「「「「隠し子か!」」」」
「おい、待て! 俺には隠し子なんかいねえし、こんな子供知らねえぞ!?」
「ヒグッ……酷いよ……パパ」
アザゼルが知らないと言った事にショックを受けて思わず、涙を流し始めるヴァーリ。その事にアザゼルを見つめる非難がましい目がさらに強まる。ぶはっ、まさかこんな所でアザゼルの困惑した顔が見られるとはな。違う人間だとは言え、いい気分だ。俺は良くやったという意味を込めてヴァーリの頭を撫でてやる。
「ほら、泣くんじゃねえよ、ヴァーリ」
「「「「ヴァーリ!?」」」」
ヴァーリという名前に反応してこの世界のオカルト研究部共が騒めく。反応からしてこっちのヴァーリとはだいぶ姿が違うんだろうな。まあ、どうでもいいことだがな。
「マジかよ……あの戦闘狂のヴァーリが別の世界じゃ僕っ娘ロリ巨乳とか信じられねえ。なんで俺の方は男なんだよ!」
「パパって……そう言う事か。こっちじゃ、あいつは俺の事をどう思ってんだか……」
俺の方のヴァーリが女だったことに血涙を流して悔しがるこの世界の俺。そしてアザゼルは何やら複雑そうな顔をして考え込んでいやがる。何か事情があるんだろうが俺にとってはどうでもいいことなので無視することにする。そんな時だった。
「うふふふ……誰からも注目されない状態。つまりは放置プレイ、やはり快感ですわ!」
「よ、よく似た別人ですよね? わ、私じゃないですよね?」
焼き鳥女がなにやら、今まで放置されていたことにより顔を紅潮させて快感を覚え始めて来ていた。俺の方としては日常茶飯事なので胃薬を飲むだけで耐えられるのだがこの世界の奴らは唖然として焼き鳥女を見つめる事しか出来ない。
特にこの世界のレイヴェル・フェニックスはこれが自分だと信じられずに縋るように俺の方に尋ねてきてい
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