援軍到着
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この力を擬似化で再現している。神力低下は目に見えているだろう。
「マスター、大丈夫ですか!?」
倒れそうになるダークを、エトナが支える。ダークは大丈夫だと言うと、刀を杖にして自力で立とうとする。
(……不味いな。神格どんだけ高ぇんだよ、あんの白黒野郎……!)
ダークの目では、既に誰が誰だか把握できないほど視力が低下している。それを神力で補正すると、漸く普通に立つ。
「ザウス様の重圧能力、凄まじいですね……」
「立てるだけでも、奇跡だろ既に……」
ダークは途切れ途切れに言うと、アスナの方を見る。
アスナの方は、重槍兵によって突撃されており、アスナにその槍が刺さっている。
だが、アスナはその槍を砕くと、背に突き出た槍の破片を掴んで引き抜き、投げ捨てた。
「おぅ……さっすが……」
アスナはレイピアでそのプレイヤーを殺すと、今度はフラッシング・ペネトレイターで更にプレイヤーを倒す。
「……エトナ、神力を回復出来るか」
ダークは言うと、エトナは言う。
「破損してる回路を閉じ、流し込めば」
「そうか……なら、そのまま突っ込む」
ダークは刀を持つと、突進技『ヴォーパル・ペネトレイター』でアスナに向かっていたプレイヤー軍を貫き滅ぼす。
「……ダーク、君」
「ギリッギリで死人も出てねぇ様だが……さしもの俺でも、死人を出しそうだな……」
笑いながらダークが言うと、アスナは言う。
「君、そんなこと言って諦めてないでしょ」
見抜かれたかと言わんばかりににやけると、ダークは地面に手を付ける。
『反魂・暗黒剣!!』
神力を全て費やして放った闇は、地面を浸透し、そして。
スババババッ!!
地面から木のように生え、プレイヤー軍を殺していった。
「がはっ……!」
途端、ダークは元に戻り、吐血する。
「ダーク君!」
「ダーク!!」
アスナとロードが、ダークに近寄る。
「へへっ……ざまぁねぇ……何かしらの天罰かもな……わりいが結構討ち損ねた……」
「解ってる、後は任せて」
アスナが言うと、レイピアを取って、消えた木をのあった場所に突撃していく。
「ダーク、大丈夫!?本気で何してるの!?」
「……あーくそ、ちぃとやり過ぎた……これで英雄の一端なんて言うんだから情けねぇったらねぇよ……」
ダークは自嘲ぎみに言う。
その奥では、アスナが必死の攻防戦を繰り広げており、レンリ達もそのアシストに回ってる筈だ。
「……くそが」
遂に、ダークが小さく悪態を付いた。
此処で、終わるのかと思われた時だった。
「なぁにボサッと倒れてるんだよ、馬鹿」
「それでも、俺達のライバルかよ」
聞き慣れた声がした。絶対に聞くはずのない、声が。
「……一人で無茶した罰だよね、翔夜?」
「ダークさんの良いところでも在りますけ
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