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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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」
そう言うと星達5人が一気に険しい顔をする。
(あっ、まずい………)
「聞いていなんですけど、どう言う事ですかレイ?」
「あっ、いや、昨日お見舞いに来たはやてに言われたんだよ。俺って操られていたとしても色々と事件起こしただろ?その償いと言うか、何というか………まあ兎に角、嘱託として1年奉仕活動をしなくちゃならなくなったんだよね………」
「はぁ!?」
夜美のこんな驚き方は珍しいな………と現実逃避していたが、そんな事で逃げ切れるわけもなく、
「レイ、それを簡単に受け入れたんですか?」
「いや、だって迷惑かけたのは事実だし………」
「僕達に相談も無く………?」
「相談したら絶対反対したろ?」
「当たり前だ!!」
夜美の大きい声に耳がキーンとなる。
よく見るとキャロも優理も何か言いたそうな様子だ。
「あの…………」
話がヒートアップしそうになった所で看護婦の人が申し訳なさそうに話に入って来た。
「ここで話すのはちょっと………」
確かにここは診察室で、しかも次の患者もいるだろう。
「すいません、ありがとうございました」
「お大事に………」
俺達は慌てて診察室から出て行った………
「全く、レイのせいで恥ずかしい思いをしました………」
行きの時は看護婦の人に車椅子を押してもらったが、戻りは慌てて出た為、星に押してもらってる。
「いや、騒いだのはお前達で別に俺は………」
「騒ぐような事を言ったであろうが!!」
またも大きな声を出してしまい、注目がこちらに集まる。
「………取り敢えず一度外に出ましょう。でないと周りを気にせず話が出来そうにないです」
「そうだね、そうしよう」
「俺は布団に戻りたいなぁ………なんて」
そう呟き気味に言ってみる。
そうするとキャロが俺の前にしゃがみ、
「だ〜め」
とてもいい笑顔でそう答えたのだった。
(何か星に似てきたなぁ………)
運ばれていく中、俺はそんな事を思ったのだった………
「さて、ここならゆっくりと話せるでしょう」
そう言って俺の背中から星が話す。
ここは病院の中庭で、一番大きく春から夏にかけて大きく葉が広がる木で、夏になると避暑除けとして散歩がてらに人が多く集まる場所だ。尤も、今は秋なので枯れ葉が地面を多い、木はやせ細った様にスッキリしていた。
「さて、話の続きですけど………」
「みんな聞いてくれ」
さて、話を再開しようとした星が言い切る前に口を開いた。星に主導権を渡し、皆に責められながら話すよりも自分から話した方が話し易いと思
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