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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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……)
まああいつはゴキブリ並の生命力があるから大丈夫だろう。
「まあ六課のみんなについてはこんなもんやな。次はいよいよ零治君についてやけど………覚悟はええ?」
「………ああ」
そして話は変わる。真面目な顔で姿勢を正し、口を開いた。
「単刀直入に言えば零治君には1年ほど嘱託魔導師として勤務してもらう事になったんや」
「1年?そんなに短い時間で良いのか?」
「クレイン逮捕や、私や大悟の声も踏まえての結果や。そこは感謝してほしいで」
「そうか………」
正直、最低3年位は覚悟していたので、かなり予想外だった。はやてと大悟には感謝だな。
「星達は………?」
「星ちゃん達は私達が協力を要請した事になっとるから問題無し。せやけど魔導師登録だけはさせてもらったで」
「だけど過去の事件についてあいつらは………」
「ああ。それについては時効みたいなもんやから気にせんでええで。こっちでは闇の書事件の方が大きいから殆どの人が覚えていないし、そもそも名前も全然違うからちょっと似てる程度で誤魔化せるんよ」
こちらとしてはありがたいが、それでいいのかはやて………
「まあ兎に角、怪我が治ったら直ぐにでも色んな場所に応援として駆り出されると思うからそのつもりで頼むで」
「分かった」
一年くらいなら大学に行きながらでも何とかなるだろう。もう大学は始まっているんだ、早く戻らないと単位が怪しくなる………
「後は………そうや、一応聖王器の処遇についても決まったで」
「処遇か………それはホムラもか?」
「そうや。順番に話すけど、バルトさんのバルバドス、桐谷君のセレン、そして零治君のホムラに関してはそれぞれの持ち主の手でそのまま使用される事に決まったで」
「えっ?良いのか?特にホムラはクレインと並ぶ主犯の様なものじゃ………」
「ホムラは自分を零治君のデバイスとして使わせる事を条件に、ゆりかごについての詳しい説明と当時の話を色々と話してくれたんや。お蔭で歴史学者達は大喜びで、無限図書の方でも今まで謎な部分が分かるようになって研究がはかどってるってユーノ君が言っとったわ」
「ホムラ………」
俺を気に入ってくれたのか、それともエリスに何かを言われたのかは分からないが、俺をマスターとして選んでくれた事はとても嬉しかった。
エリスが無くなった今、俺にはもう何も残っておらず、どうするか迷っていた所だったからだ。
「そんで大悟のジルフィスと加奈ちゃんのパールバティなんやけど………」
「うん?その2基がどうしたんだ?」
「どちらも聖王教会に返すしたんや。ジルフィスは封印を、パールバティに関しては以前と同じように聖王教会に展示される事になっとる」
「封印?そこまでする必要があるのか?」
確か聖王器はそれを使え
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