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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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みんなの状態は?」
「全員ボロボロ。………だが俺達みたいに入院するほどの大怪我を負った奴はいないな。皆数日休んだ後、もう仕事に戻っているよ」
「タフだな………」

流石に鍛え方が違うな。

「………そうだ、アギトにホムラ、それとバルトマンはどうした?」
「アギトとホムラは一度ジェイルさんと所でメンテナンスをしている。お前が目覚めた時に持ってくると言っていたから近いうちに会えるだろう。バルトマンははやて達が秘密裏に聖王教会へ連れて行った。その後どうなったかは聞いていない。」
「そうか………」

一応これで気になっていた事は全て聞いたと思う。

「なあ零治………エリスは………」
「エリスはまた新たな命として生まれ変わるよ」
「!?気づいていたのか?」
「信じられなかもしれないけど、ついさっきまで夢の中で転生した時に世話になった神様とあったんだ。そこでエリスの事を聞いた」
「そんな事が………」
「俺のデバイスとして、今後もずっとそうしていくよりも新たな命としてまた人生を送ってもらった方が良い。………もう会えないだろうけど今度はエリスに幸せになってほしいし………直接は会えなかったけど神様に伝言も頼んだしこれでいい」
「零治………」

不安そうに俺の顔を見る桐谷だが、俺の顔を見て、小さく息を吐いた。

「………羨ましいよお前が。俺もレミエルに………」
「レイ!!!」

何か小さく呟いて桐谷の言葉を遮るように病室へ駆け込む姿があった。

「優理………病室では静かにな………」
「レイのバカ!!!!また無茶して!!!!また離ればなれになったのかと思ったよ!!!!!」

そんな俺の注意など聞いていないのか大声で訴える様に叫ぶ優理。

「優理………悪かったな………」

泣きじゃくる優理を撫でてやりたかったが、まだ身体に力が入らない。

「お………お兄ちゃ…ん………」

そんな優理に続いて、今度はキャロが俺の方へ駆け寄って来た。
赤い目で一生懸命涙を流さないように耐えながら。

「キャロ………」
「うわああああああああああん!!!」

しかし名前を呼んで耐えていたのもが爆発したのか、目の前の優理を吹っ飛ばしって寝ている俺に抱き付いて来た。

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!!」
「ごめんなキャロ………」

俺の存在を確かめる様に首の後ろに手をやり抱きしめてくる。寝ている状態でこんな事をやられれば全身痛いんだろうが、感覚の無い今の俺には苦では無かった。

「キャロ!!痛いんだけど!!」
「ぐすっ………ごめん………」

優理に怒られ、ゆっくりと離れるキャロ。

「元気そうで良かったキャロ」
「お兄ちゃんこそ………お帰りなさい………」

そう言って笑顔で答えて
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