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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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ったからだ。
「俺はさ、今日これまで、管理局だけじゃなく、はやて達にも隠して裏で色々やって来た」
一度は星達の事がバレ、話す事も出来たのに、嘘を付いてその場をやり過ごした。スカさんの為でもあたが、長い間、嘘を付いた事には変わりはない。
「そうですね。ですがそれは私達の為や、ジェイルさんのお願いもあって………」
「そうじゃない。俺は隠れて色々やって来た事がいけないと思っているんだ。管理局はまだいい。だけどはやて達は友達だ。それを今までずっとだましてきたんだ」
「それは………」
「だが、それは我等も同じだ。もしそれが罪と思われるなら我等も一緒に………」
「いいや、俺だけは違うんだ。………今回のゆりかご事件で、俺は操られていたとしても多大な損害を与えてしまった。バルトさんやなのはにも大怪我を負わせたし、俺を助ける為にたくさんの人に迷惑をかけ、そして一番許せなかったのはゆりかご内で星達とも戦ってしまった」
なのはもバルトさんも俺を責めはしないだろう。だが、それに甘えてはいけない気がした。
「そんなの私達は気にしてないよ!!」
「そうです!!みんな、進んでお兄ちゃんを助けるのに協力してくれました!!」
「だからこそ、俺に出来る事はしようと思うんだ。そして同時にホムラの使用者として、ホムラの危険性の無さを見せたいとも思ってる」
ホムラを使う事を決めた以上、管理局員、特に上位の高官達にホムラの危険性が無い事をアピール出来るとも思っている。
そうすれば俺も何も気にせずホムラを使っていけるだろう。
「ホムラをこれからも使っていくんですか………?」
「ああ、エリスがそうホムラに言ったと思うんだ。アイツはそう言う所も気を使ってくれていそうだし」
実際にエリスがそう言ったかどうかなんて分からない。だけどそんな気がした。
「だったらやはり我等も!!我等だって海鳴市で事件を………」
「あれは闇の書事件が大きすぎて殆どの管理局員が把握していないらしい。だから時効みたいなものだし、名乗っていた名前も違うだろう?だから大丈夫だってはやてが」
「それなら僕達が自主的にレイと一緒に………」
「お前達にだってやりたい事があるだろ?その為の大学だ。俺の為にそこまでする必要は無い」
そう言うと黙って考え込んでしまう星達。
「それに嘱託の期間は1年だ。それ以上は管理局に努める気は無いし、その後は平凡に過ごすさ」
「………分かりました」
余り納得した様子ではないが、星が渋々そう呟いた。他の4人も同じような態度だ。
「でも大学はどうするの?」
「取り敢えず最初はどっちも一緒にやっていく。………だけど状況によっては退学するかな。流石に2年も留年するつもりはないから」
「レイはそれでいいのか?」
「確かに
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