5
[8]前話 [2]次話
早春の
夜に降り積もるは
名残雪
想いし刹那の
写し鏡よ
その日の夜、淡雪が少し降ってました。地面を濡らす程度でしたが、止む様子はない…。まるで次から次へと想いが湧いている様で、自分の心の写し鏡みたいだと思ったんです。
君想い
嘆きし日々の
空しさを
翼在りければ
飛びて行くなれ
上の歌と同じ時に詠んだもの。
詠んだ時、自分が如何に我が儘な生き物か再確認し、涙が零れてしまったのを覚えています。
たとえ飛んでいったとしても…彼には邪魔なだけの存在ではありませんか…。会いたいのは自分だけであり、彼にとって私は然したる価値はないもの。
ただ…虚しい。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ