黒タイツのエクソシスト
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「削っても一気に全快されたら打つ手があんまりないっすね」
何か手はないものか…あった。そういやあいつ、ボスキャラなのにあれが効いたな。
「ブライン!」
相手を暗闇状態にする魔法。今俺が使える状態異常魔法の一つだ。
「なんだこれは!前が見えん!」
ディアボロスが慌てふためている。卑怯?いや、これ戦略ですから。
「一気に決めるぞ!」
俺はそう言ってジョブをナイトに変えた。因みにタイツの色は鉛色になった。
「煌天雷獄!」
「デイルヴィング!」
「これで決める!デュランダル!」
俺たち三人の攻撃がディアボロスを襲う!
「グァァアア!」
俺たちの攻撃はディアボロスに直撃し吹き飛ばした。
「これで充分だろ」
これ以上とか言ったら積む気がする。多分今のが俺たちの一番威力のある攻撃だし。
「ああ、なかなかのものだった」
吹き飛ばされたディアボロスが戻ってきた。ボロボロだけど。
「なんかごめん。やりすぎた」
「構わんさ。ケアルガ」
ボロボロだったディアボロスの体が一瞬にして元に戻った
「あの回復魔法ってかなり強力なものっすね」
「これ以上続けていたら僕らが完全に負けていたな」
それに恐らく手を抜いてこれだからな。
「お前たちの攻撃もなかなかのものだった。その若さでそれだけ強ければ将来はもっと強くなるだろう。さて、光の戦士よ。名は何という?」
さっきのは聞き間違いじゃなかったのか。
「俺はフリードだ。なあ、光の戦士って何の話だ?いきなり言われても分からないんだけど」
「…そうか。まだ何も聞かされていないのか。ワレから話すことは出来ぬ。ただ一言言えることは強くなれ。ただそれだけだ」
なんだそれ。気になるじゃん。でも教えれないって言うなら聞いても仕方ないだろうな。いずれ分かるだろ。
「フリード、必要な時はワレを呼ぶがいい。力になろう」
そう言い残しディアボロスは光の粒子となり俺の中に入って行った。ディアボロスが消えたことで黒い霧がなくなりもとの廃工場に戻った。
「ああ、疲れた〜」
もう帰って、泥のように眠りたい。
「それにしても、何の話なんだろうな」
ジークが一人つぶやいた。
「光の戦士とかいう話っすか?」
「俺もよくわからないんだよな」
「奴はフリードの持っていたクリスタルに反応していたな」
「何か特別なおまじないでもあるんすかね?」
それはこっちが聞きたいんだけどな。今日の夜WoLにでも聞いてみるか。でもその前に
「何か羽織るものない?やっぱり寒いんだけど」
何ともしまらないけど、俺の初任務はこれにて終了っと。
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