黒タイツのエクソシスト
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し!慈悲はない!と言ったところか。こんなことならもっとまともなものにすればよかった。
あっ、ちなみにマリアの希望はカレーライスでした。お子様め。
そして、運命の日
「フリード本当にやるのか?」
「何言ってんだよ。ジーク。約束したからな」
「フリードちん、かっこよく言ったつもりだろうけど。今上半身裸で黒タイツ一枚だからね」
せやな。クッソ寒いわ!早く突撃しようず。敵は廃工場にいるはぐれ悪魔二十匹を殲滅する。初任務にしては多いんだよぉ。殺す気ですかねぇ?
「音楽プレイヤーよし。特注タイツよし!いよぉぉおおおし!いくぞぉぉぉおおおおお!」
伝説の幕開けじゃあああああ!!
◆◇◆◇◆
廃工場の中には多くのはぐれ悪魔が居る。ヒトの形をしたものや異形の形をしたもの形はさまざまであった。
「なあ、これからどうするよ」
はぐれ悪魔の一人が呟いた。そのつぶやきにこたえるものがいた。
「好きに生きる。女は犯し。男は殺す。それでいい」
彼の下卑た発言に他の連中は頷いていた。
「なあ、何か聞こえないか?」
はぐれ悪魔の一人がかすかに聞こえた声に反応した。
「何か音楽のような…!?何だあいつは!?」
♪スリル
一人が叫びある方向を指さした。指の先には、上半身裸で下半身が黒タイツを穿き胸にはクリスタルがぶら下がっていた。そしてさらに肩に音楽プレイヤーを乗せた男の子が全力で廃工場に向かっていた。
「キィイイイイエエエエエェエェエエ!!」
その男の子、フリードは奇声をあげながら音楽プレイヤーを、廃工場の悪魔に投げつけた。
「ぶべらっ」
フリードの投げた音楽プレイヤーははぐれ悪魔の一人に直撃し気絶した。ぶつかった音楽プレイヤーは壊れることなく今も音楽を鳴らし続けている。
「な、なんだ!?お前は!?」
「はぐれ悪魔のお前らに一言物申す!」
フリードの一言に体がこわばるはぐれ悪魔たち。
「がっぺムカつく!」
フリードの発言に悪魔たちは満場一致で思った。
(((理不尽すぎる)))
「いくぞぉぉおおお!」
フリードは、光の剣をぶんぶん振り回し銃に魔力を込め乱射し敵を殲滅していく。
「に、逃げろ!」
「うわああああ!」
「や、やめてくれえええ!」
廃工場の中は阿鼻叫喚だった。数は1対20のはずなのに思いがけない奇襲により場は完全に混乱しもともと統制のとれていなかった状態がもっと手の付けられない状況になっていた。
その状況でもフリードの勢いは鎮まるどころかむしろ増していた。そして、廃工場の中にいたはぐれ悪魔をほぼ全部殲滅していた。
ただ一匹を除いて。その悪魔は、廃工場から命
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