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歌集「春雪花」
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 繰り返す

  胸の痛みぞ

   耐えられじ

 返りし冬に

    君の名を呼び



 この日はまた冬に逆戻りで、雪が降り頻っていました。彼が引っ越す前、最後に会った日に似ていて、とても辛かった…。
 小さな声でその人の名を呼ぶ…会いたいと。



 寒さ返り

  君の居ぬ夜の

   虚しさを

 嘆きしも君

    我を想わじ



 同日の夜に詠んだもの。夜の暗さは、耐えられない程に心蝕むもの…。
 きっと君は誰かを愛し、幸せになる…私は…。
 同性愛者も人は人。愛が得られないのなら、一体なぜ存在すべき…?そう考えざるを得ない日もあります…。



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