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春近く
雪も雫と
なりにしも
想いし君ぞ
遠く翳りし
この日は随分と温かく、屋根から雪が融けて雫が落ちてきていました。
外は明るく、小鳥が囀ずる…それに対し、私は部屋の中で一人でいました。一人だと、何をしても彼のことを考えてしまう…。
会いたいのにその人は居ない…。
君想い
眠れぬ時を
うつろいて
日に溶け落つるは
涙たりける
想い過ぎて眠れない…馬鹿馬鹿しいと思っていると、雪解けの雫の落ちる音が聞こえ、無性に寂しくなって涙をながした。外から聞こえる音は、この涙なのかも知れない…。
私は同性愛者ですが、異性を愛する人もこんな経験はないでしょうか?
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