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[2]次話
春近し
雪もとけにし
日和見の
名残し冬に
君ぞ去りけり
最初に、私は同性愛者で、それを恥とは思いませんが…容易く受け入れられるものでもないと理解しているつもりです。この歌集の趣旨は、そんな私の想い…それを閉じ込めたいと思い詠むことにしました。
この歌は、好きになった人がこの春に引っ越した際に詠んだもの。この引っ越しが切っ掛けで、私は彼が好きなのだと自覚し、今に至っても苦悩しています。それも十八歳も年下…笑い種とはこのこと。
この日は晴れてましたが、風は冷たく、来る春を冬が妬む様な陽気でしたね…。
君居なば
春も遠きと
思いける
われ黄昏て
世を眺むなれ
これは黄昏時から夜にかけ、橙から藍へと変化する空を見上げて詠んだもの。
好きな人と同じ空ではない…そう思うと、無性に寂しくなってしまいます。暖かいにも関わらず、心は凍てついたまま…。
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