暁 〜小説投稿サイト〜
天上の大空を目指して
ーアインクラッドー
1.はじまりは
[2/2]

[9] 最初 [1]後書き [2]次話
れば、その世界に行ける。
 本の数分の間、そうして今日のことを考えると自然と(ほお)(ゆる)んでしまっていたようだ。
「何一人でニヤニヤしてやがる。きめぇゾ」
「なっ!リボーン!別にニヤニヤしてなんか・・・・・・」
 小さな赤ん坊に頭を()られながら、暴言(ぼうげん)を吐かれた。赤ん坊のくせにスーツを着て、頭にボルサリーノをかぶっている。その帽子の上には緑色のカメレオン。俺の家庭教師兼最強のヒットマンである、リボーンとその相棒のレオンだ。
 リボーンは俺をマフィアのトップであるボンゴレファミリーの十代目に育てるために日本まで来たらしい。俺がそれを拒んだ今は、ネオ・ボンゴレプリーモに育てるとか言っている。どちらにしてもなる気はないが。
 そんな風にいつものやり取りをしていると、(すで)に家を出る時間になっていた。行っていきます、と言いながら家を出て通学路を歩く。途中(とちゅう)でいつもの友達と会い、学校へ行った。今日の授業は難しいものは無く、半日ということもあり、楽だった。



 だから、今日はいい日だと思っていたんだ・・・・・・あの時までは――

[9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ