第十八話***オープニングゲーム
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「望むところだよ、"予選8位"のチームさん」
「ぬぐっ…」
痛いところを突かれ、ナツはうめいた。
実況の声が響き渡り、歓声がさらに、さらに大きくなる。
<さあ、いよいよ予選突破チームも残すとこ、あと一つ。
そう!!!!皆さんすでにご存じ!!!!
最強!!!!
天下無敵!!!!
これぞ、絶対王者!!!!>
今までで一番大きい歓声、高いテンションの実況。
それに包まれ、王者が入場する。
<剣咬の虎だぁ!!!!!>
四人の滅竜魔導士が集まる。
「出てきたか」
「楽しもうぜ、ナツさん」
「何、ガンたれてんだ、コラ」
「ガジル」
観客席では、一人の少女が祈り、二匹のエクシードが応援していた。
「頑張ってください……ユキノさん」
「頑張ってくださーい!!!スティング君!!!」
「フローも応援するーーーー!!!フィーネもしようよ!!!」
「そうね、レクター、フロー……頑張ってください、剣咬の虎」
<これで全てのチームが出揃った訳ですが、この顔ぶれを見てどうですか、ヤジマさん>
<若いっていいねぇ>
<いや……そういう事じゃなくて>
闘技場の一角がせり上がる。
出てきた石板に書いてあったのは、
<では……皆さんお待ちかね!!!!
大魔闘演武のプログラム発表です!!!!>
大魔闘演武のプログラムが刻まれていた。
歓声があがる。
「一日に競技とバトルがあるのか?」
<まずは競技の方ですが、これには1位〜8位までの順位がつきます。
順位によって各チームにポイントが振り分けられます。
競技パートはチーム内で好きな方を選出する事ができます。
続いてバトルパート、こちらはファン投票の結果などを考慮して、主催者側の方でカードを組ませてもらいます>
「え?」
「勝手にカードを組まれる……ってことは」
「競技パートとバトルパートが連続して行われる可能性もある……って事か」
<バトルパートのルールは簡単!
各チーム対戦していただき、勝利チームには10ポイント、敗北チームには0ポイント、引き分けの場合は両者5ポイントずつ入ります。
ちなみに4日目はタッグバトルです>
説明を終え、実況は宣言する。
<では、これより大魔闘演武オープニングゲーム、"隠密"を開始します。
参加人数は各チーム1名。ゲームのルールは各選手出揃った後に説明します>
各ギルドで話し合いがされる。
「まずはオラにまかせるだーっ!!!」
「忘れんな!!魂はいつでも…」
「ワイルドフォー!!!!」
ーーーー四つ首の猟犬***イェー
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