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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0936話
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しな。

「いや。いらない。すぐに準備をする」

 そう告げ、部屋に用意されていた洗面用具の類を使って数分で準備を整えると、部屋から外へと出る。
 すると廊下で待っていたのは、やはり俺の予想通りに見覚えのある猫の獣人族だった。

「確か、盗賊が襲ってきた時の戦いで……」

 名前を聞いてなかったのを思いだして口籠もるが、向こうもそれは承知していたのだろう。笑みを浮かべつつ口を開く。

「ペルシア、と申しますニャ」
「分かった、よろしく頼む」

 獣人、獣人か。もしもその存在を異世界間連合軍の者達が知れば、それなりに人気は出そうだが……それでもやっぱりハイエルフ程じゃないだろうな。
 獣人に関してはネギま世界に普通にいるし。実際、俺も幾度となくネギま世界で見た記憶がある。一応獣人もファンタジーに付きものなんだが……やっぱりハイエルフの方が珍しいだけに需要は多い。
 そんな風に考えつつ、案内されたのはかなり広い食堂だった。
 テーブルに着いているのは帝国皇女のピニャ。そして……

「へぇ」

 そこにいる人物達へと視線を止めて思わず呟く。
 その言葉にビクリとする2人。
 金髪縦ロールの女と、ショートカットの女。即ち、昨日俺に対して攻撃を仕掛け、ピニャの圧倒的に不利な立場を作り出した原因のボーゼスとパナシュの2人だ。
 俺の視線が向けられると一瞬ビクリとするが、すぐに立ち上がって頭を下げてくる。

「アクセル様、その……昨日は大変申し訳ない事をしました。私達の浅慮をお許し下さい」

 ボーゼスがそう告げ、パナシュと共に深々と頭を下げる。
 なるほど、俺の手によって関節が外された両肩と両膝の関節は既にきちんと填められているし、どうやったのかは分からないが、その際に受けたダメージに関しても既に回復しているらしい。
 いやまぁ、ファンタジー世界なんだから回復魔法とかマジックアイテムとあっても不思議じゃないが。あるいは単純に本人が痛みを我慢しているのか?
 まぁ、それはともかく……

「自らの行いを恥じれ。皇族の騎士である者が、自らの行いによってその人物を追い詰めたという事を理解しろ。そして、帝国そのものが文字通りの意味で消滅の危機にあるというのを忘れない事だ」

 それだけを告げ、ペルシアに案内された席……ピニャの向かい側へと腰を下ろす。

「アクセル殿、あまりこの2人を苛めないでやって欲しい。知っての通り、この2人は妾がいない時に騎士団を動かす者達なのでな」
「その割には相手の力量を感じる事すらも出来ないようだが? いや、帝国の人間にそこまで期待する俺が悪いのか。気にするな、これからは帝国の人間はその程度の人物だと理解して対応するからな」

 その言葉を聞き、既に俺の言動には慣れたのかピ
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