暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第19話 「小学生達の現状」
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
手厳しいが正当な意見だね。あ、それよりディアーチェはそろそろ準備に行ったほうがいいんじゃないかい?」
「む、もうそのような時間でしたか」
グランツ博士に促されたディアーチェは、俺達にデータ取りを頼むと準備が済み次第迎えに来ると言って出て行ってしまった。この場に残された俺はというと、必然的に博士と共に小学生達のデュエルを見ることになる。
「いやはや楽しみだね。さて、デュエルのほうはどうなっているかな」
意識を画面に戻すと、アミタの射撃を避け後方に回っていた高町の姿が見えた。彼女はそのまま攻撃を加えようとしたが、アミタが背後を確認することなく精密な射撃を行ったため、回避を余儀なくされてしまった。
そんな高町にアリシアが声を飛ばしながら、アミタの銃撃を防ぎ懐に飛び込む。しかし、モモキリが現れて攻撃を許さない。すかさずアミタが銃撃を加えるが、アリシアも魔法を展開してガードしてみせる。高町が強烈な砲撃を放つが
「このタイミングでは通らないだろうな」
俺の予測どおり、放たれた桃色の砲撃はアミタによって斬って捨てられた。ビームを斬るなんてさすがは風紀お姉ちゃん《あみたん》である。
嘘、冗談だ。ここに学校での愛称は関係ない。純粋に彼女のデュエリストとしての力量が高いだけだ。
一方他の3人はというと、見事なまでに消耗していた。対しているキリエ達の顔は涼しいままだ。
『わ〜お、ビーム斬っちゃった。砲撃・銃撃戦は派手よねぇ〜』
『青にピンクに綺麗です』
などと、あちらのデュエルを気にする余裕さえある。
その言葉にこれまでのように攻めても無駄だと判断したのか、小学生達は小声で何か話した後、一斉に動き始める。
まずはバニングスが炎を鞭のようにしならせながらキリエを攻撃。しかし、命中率は0パーセント。それに苛立ちを覚えたバニングスが声を上げるが、キリエ曰く「お姉さんへのタッチは簡単ではないのようん」とのこと。
ならばと月村がキリエの足を凍らせて機動力を奪い、バニングスがフェイトと共に追撃を掛ける。だがその攻撃もユーリと王ちゃまに防がれてしまった。
「ふむ……ショウくん、君は彼女達をどう評価するかな?」
「俺ですか? そうですね……まずアリシアですが、臨機応変な対応力はさすがだと言えると思います。センターガードとして活躍できるでしょう……でもガンナータイプという特性上、やはり決定力に欠けますね」
モモキリがガードを固めながら真正面から突撃しているのだが、アリシアは止められていない。このように力押しで来られたときにどうするかが今後の課題だろう。
「僕も同意見だね。次になのはくんはどうかな? 彼女はシュテルと同じセイクリッドタイプのようだけど」
「あの子は空を飛ぶことに関して才能があるみたい
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ