不束者と不死鳥
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んだから。
「んじゃ、増えるな。家族。
形式的にとか対外的には眷属だけど、俺にとっちゃあ家族みたいなモンだしな」
異端者たちが集まってるようなモンだけどな。
「か、かぞ、かか家族!?」
ぷしゅーっと湯気が出てきそうなほど顔を真っ赤にする誠菜。
ったく、何を想像したんだか。
恥ずかしがり屋の癖にムッツリだからなぁ。
本当に加虐心がそそられるというかなんというか。
まぁ、今は大概にしとくけどさ。
野外だからな。
誠菜の可愛い状態が他の男に見られるのはちょっと嫌だ。
俺は見せびらかすより独占したいからな。
「ほら、赤くなってないで、我が家だぞ。
っても、何回か遊びに来てるから分かるか」
「はは、ははい!」
話ながらも随分と歩いたので、到着だ。
庭を抜け、玄関の前で一度立ち止まる。
「一応言っとくけど死ぬなよ?」
「…………え?」
一応注意はしておき、ドアを開けると同時に誠菜が俺の前に来るように立ち位置をかえる。
さあ、今回はどんなことが起きるのか……?
ちょっとワクワクしてきたぜ。
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