暁 〜小説投稿サイト〜
ただいま充電中
ただいま充電中


 土方は黙々と書類と向き合っている。その後ろで漫画を読みながらゴロゴロしていた非番の沖田が不意に顔を上げる。
「……土方さん」
「何だ」
「くっついていいですかィ」
「ん」
 短い返事を肯定と受け取って沖田は横から土方の腰に抱きつく。横腹に顔を擦り付け、煙草の匂いが混ざった土方の匂いを堪能する。
 書類に筆を走らせる無機質な音だけが部屋に響き、静かな時間が流れた。
「……総悟?」
 返事がない。視線を下ろすと沖田は腰に抱きついたまま眠っていた。
 しょうがねェ奴と呟いて自身の上着を沖田の肩にかけて幸せそうな寝顔を眺めた。







ただいま充電中






(……もう暫くこのまま放っておいてもいいよな)


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ