第6章 無限時計編
行方と・・・悲しみ・・・
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「・・・・・・・・・。」
俺は誰もいない草原に立っていた。
「・・・・・・っ!!!!!」
「うおおおああああああああああああああっ!!!!!!」
そして、大声で泣いた。
「俺は・・・俺は何てことをしたんだ!!!!
忘れていたなんて、もっての外だぁぁぁ!!!!!」
俺は・・・・・・あの14年前の・・・俺がやってしまったことを思い出した・・・
いや、思い出してしまったのだった・・・。
「父さん・・・・・・母さん・・・・・・!!!!」
もう・・・2人には・・・・・・・・・会えないのだ・・・・・・・。
14年前、6月30日・・・
「つ・・・疲れたぁ・・・。」
俺は、そう言い、その場に倒れる。
「コージ、そこで寝るな。」
「でも、疲れたから・・・・・・少しだけ待ってくれ・・・・・・。」
「・・・まったく。」
その場に倒れている俺に話しかけるのは、俺の父さん、闇竜 インフェルーノ。
全身黒色の体で赤色の目をして、全長が20〜30メートルぐらいはある。
少し無口ではある。
「あらコージ、またつかれちゃったの?」
「母さん・・・今日も今日だよ・・・・・・。」
俺に声をかけてきたのは、俺の母さん、光竜 フェルナール。
全身白色の体で、青い目と、頭には金色の長い髪があるのが特徴。
普段は穏やかではあるけど・・・・・・・・・怒るとすごく恐い・・・・・・・・・。
「何か変なこと言ったかしら?」
「な、何を言ってるの!!?」
なぜか黒いオーラを出している母さんを見て、俺は驚き、恐怖した。
「おいコージ、何をしたんだ・・・。」
「父さんまで!!!俺は何も言ってないのに!!!!」
「フッ。」
俺の言葉に父さんは笑う。こんなのが、俺と父さんと母さんの日常のようなものだった。
俺に滅竜魔法を覚えさせたり、会話をしたり・・・・・・とても平和だった・・・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ