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混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
行方と・・・悲しみ・・・
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・・・?」

「それよりも、キュベリオス・・・・・・いや、キナナだったな。

コブラはうっかり、キュベリオスと言ってしまい、キナナにと言い直す。 

「聞きてぇ事があるんだ。」

「何?」

「キュベリオス・・・まぁ、蛇だったころ、覚えてんのか?」

「ううん・・・・・・覚えてないの・・・。
 実は私、魔法で蛇に変えられちゃって、偶然、マスターが助けてくれたの。
 でも1つだけ覚えていた事はあったの。
 必ず、私を迎えに来てくれるって・・・流れ星に乗って迎えに来てくれるって。
 そして今日・・・流れ星が見えて、落ち場所に来て・・・貴方と出会った。
 やっと・・・会えたの・・・!」

「そうか・・・。」

コブラはキナナの話を聞いた。

「(キュベリオスの頃は覚えてねえんなら・・・
 お前は・・・本当は俺といない方がいいかもしれないが・・・
 お前の気持ち・・・・・・大事にしてぇからな・・・!)」

コブラは心の中でそう思った。

「ところで・・・これから、どこへ行くの?」

「そうだな・・・・・・。」

キナナの言葉に、コブラは空を見上げる。


















一方、コージは・・・


「うぅ・・・ん?」

「気が付いた。」

「・・・ウェンディ・・・・・・?」

「え?」

一瞬、ウェンディに見えたが、違う人だった。
黒髪でショートヘア、顔がウェンディに似ている女の人だった。

「あ・・・・・・すみません、人違いでした・・・・・・。
 顔が妹に似ていたので・・・・・・。」

「はぁ、そうですか。(あの人も、そんなことを言ってたわね・・・。)」

コージの言葉に女性は心の中でそう思った。

「ここは・・・・・・?」

俺は周りを見ると、地面から浮き上がるかのようにできている長い机と多くの椅子、
そして、ステンドグラスを見た。

「教会よ。」

「やはりですか・・・ん?」

俺はステンドグラスにあったあるマークを見た。
ゼントピアのマークだった。

「(ここもゼントピア関係か・・・。)」

「私はカーチャ。星霊魔導士だったわ。」

「だった・・・?」

「うん・・・魔力がなくなっちゃったの・・・。」

「そう・・・ですか・・・俺はコージです。
 助けてくださって、ありがとうございます・・・・・・。」

俺は立ち上がる。

「あの・・・。」

「?」

「さっき、私の顔が妹に似ているって・・・」

「え・・・ああ、はい・・・似ているんです・・・。」

「前にも、私の顔を見て知り合いに似てたって言ってた事があったの。」

「そう、です
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