闇の神の戦略
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凍り付き、そして。
「……マジかよ」
掠れた声で質問した。
『肯定します。私も半信半疑でしたので、メインサーバーを調べたところ、サーバーは『ザ・シード連結体』。新しいVRMMOと銘を打って、プレイヤーを呼び寄せるのは可能かと』
「……ご苦労。動きがあり次第、ラースに手助けを」
『イエス』
腕輪のリンクを切ると、蒼白した顔でダークは座り込む。
「……シット。マジで彼奴等、アリスをゲットするために戦争する気で居やがるのかよ」
「さしものダークでも、想像出来ない自体だよね」
ロードは冷静を装いながらも、少し焦りが見える。
「もし、プレイヤー達が現れたら……」
「アンダーワールドは間違い無く、滅びるぜ……」
ダークが言うと途端、雷撃が走った。
「……ロード?」
「いや、僕が自発的にやってるんじゃ無いよ!!何か、最近雷撃が出やすくなってるんだって!!」
ロードの言う通り、雷がロードから放出されている。
(……ライト、か)
「……うし!」
パァン!と頬を叩くと、立ち上がる。
そこには、迷いを振りきった神しか居なかった。
「考えても始まらねぇ!来たら来た、来ないなら来ない!もし来るなら……」
背の二振りの刀を持ち、言う。
「絶対に守って見せる。……ライトが、キリトが……英雄達が救った世界を!」
「ダークらしいね……ま、その考えには賛成かな?」
ロードも二挺の銃剣を抜いて、掲げる。
二人の眼には、もう迷いは無かった。
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