ファンディスク:神話と勇者と断章と
エイプリルフール企画 刹那・in・アインクラッド
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ル《檜扇》です。セモンさんがよく使ってるのみました。
って……それどころじゃないじゃないですか!!
「ダメだ……全力で後ろに飛べぇぇぇぇ―――――――――――――ッ!!!」
叫ぶキリトさん。しかしディアベルさんは間に合いません。ソードスキルを受けて吹っ飛んでしまいます。続くボスの攻撃、《浮舟》ここから別の刀ソードスキルにつなげるコンボはかなり強かったように記憶しています。
これ、大分不味いですよね。
仕方ありません……助けに行きますか。
「シ……ッ!」
地面を蹴って高速移動。ステータスの問題があるので、一瞬で到達です。第一層のボス部屋はさすがに狭いですね。
上空を吹っ飛ぶディアベルさんをつかんで、地面に放り投げます。向かってくるボスを、《ラティカペイン》で一撫で。
……ってあれ? もうHPがなくなってしまいました。うーん、やっぱり第一層のボスは弱いんですかね。
「……」
「……」
「……」
皆さんが絶句していらっしゃいます。それはそうでしょう。今私も凄まじいやってしまった感を味わっています。
あ、何かドロップしましたね。えーっと、《コート・オブ・ミッドナイト》ですか。黒いロングコートですね。私は使わないので、後でキリトさんにでも上げましょう。
「……コングラッチュレーション。どうやったのか知らんが、この勝利はあんたのモノだ」
ネイティブな発音が聞こえたので振り返ったら、エギルさんがいました。あ、この人初期は攻略組だったんですよね。イグシティと東京でお店やってるイメージしかありません。
エギルさんのその言葉を皮切りに、プレイヤーの皆さんが勝利に湧きます。
ですが、そこに響く声ひとつ。
「なんでや!!」
サボテン頭の関西弁男……キバオウさんです。
「なんで……なんでディアベルはんを見殺しにしかけおったんや」
「見殺しですか?」
「せやろが!! ジブンはボスを一撃で倒す力を持っとったやないか! あれを最初から使っとけば、ワイらはボス戦なんてせんでもよかったんや!」
そうだよな、どうやってやったんだ、あれ、といった声が聞こえだします。
「きっとコイツ……βテスターだ! βテスターだから、いろんな裏技とか、ボスを一撃で殺す方法とか、全部知ってるんだ! 知ってて隠してるんだ!」
ダガー使いのお兄さんが喚きます。知りません。私はβテスターじゃないですよ。お兄様からいろいろ聞いてましたけど、お兄様は第一層攻略には不運なことに参加できなかったらしいので、多くは初見です。アルゴさんの攻略本、大変役に立ちました。
「それどころじゃねぇよ、あんなのもうチートだろ!」
「そうだ、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ