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エイプリルフール企画 刹那・in・アインクラッド
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の鎧を付けた方、黒髪で、顔に幾何学模様のペイントを描いている方……。

 うーん、SAOでは初対面の方のプレイヤーネームが分からないので、なんというお名前なのか分かりませんね。

 セモンさんに似ている方は楽しそうな笑み、金髪の方はしかめっ面、幾何学模様の方は無表情です。 
「はーい、じゃぁ、そろそろ始めさせてもらいまーす!」

 広場の中央に立っていた男性プレイヤーが声を上げます。青い髪の毛です。あの色の髪染めアイテムは第一層では売ってないらしいので、モンスタードロップ何でしょうね。

 ディアベルさんと言うらしいです。なんだか若手政治家というか、生徒会長みたいな演説でプレイヤー達の心をつかんでいるようです。私ですか? よく分かりませんね。お兄様がいないので最近ちょっと不機嫌気味なのです。

 パーティを組まなければいけないそうなので、とりあえずキリトさんたちに声をかけてみましょう。そう思って立ち上がり、彼らのところに近づいた直後。

「おーい、あんたら、俺と組まないか?」

 セモンさんに似てる方が、声をかけてきました。

「……俺達?」
「そそ。そっちの黒い少年も、そっちのフードのお姉さんも、黒いマフラーのそっちの子も」

 自分を指さして呆然とするキリトさんに、セモンさん似の青年は笑顔で語りかけます。

「俺と、あんたらと、あっちの二人で合計六人、フルレイドだ! 向こうの奴らとはもうパーティ組んであるんだけど……どう?」
「あ、ああ……じゃぁ、お願いするよ。俺はキリト」
「よろしくな、キリト! 俺はスサノ。そっちの二人は?」

 と、こっちを見てきたので一応自己紹介しておきます。

「セツナです。以後お見知りおきを」
「……アスナ」

 アスナさんが無愛想です。このころは素直じゃなかったんだよーという話をほわんほわん言いながらしてきたのを思い出しました。ツンデレさんなわけですね。

 というかこの方がスサノさんですか。聞くところによれば、金髪さんがシウさん、幾何学模様さんがマキナートさんというらしいです。

 うーん、二ヶ月前は知らない名前だなぁ、と思ったんですが、よく考えればどこかで聞いたことがあるような気もしますね……あ、分かりました。《白亜宮》です。

 という事は、このスサノさんが《神話剣》、シウさんが《武神六腕》、マキナートさんが《SO-TENN-KENN》のホルダーですか。キリトさんが《二刀流》なので、なんというか未来のユニークスキルホルダーが勢ぞろいして壮観ですね。ここにお兄様がいらっしゃれば、《太陽剣》と《帝王剣》も加わってもっと豪華でしたでしょうに……。

 とにかく、その後の関西弁の青年のいざこざまで語ると長くて面倒なので…今どこかで「なんでや!」という
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