リリカルなのは編
第六話 いや、化け物と言われても
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!
「俺は今から俺のターンだと、部屋にいる誘拐犯をボコボコにしたと思っていたら、いつの間にか部屋の外の他の誘拐犯は倒され、扉が開いてなんか飛んで来た」
な…、何を言っているかわからねーと思うが、俺も何をされたかわからなかった………。
頭がどうにかなりそうだった…。
催眠術だとか超スピードとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ………。
嘘です。
アリサさんとすずかさんに色々言ってた誘拐犯を皮切りに部屋にいる奴ら(俺を蹴った奴ら含む)をボコっていたら、外でドカバキって音がした。
状況の変化に備えようと思って、2人に近づいてとりあえずロープを斬っていたら、突然扉が開いて、黒い影(後で聞いたら飛針とかいう暗器らしいです)が飛んで来た。
まぁ、ロープを斬った時点で「円」をして備えていたので、なんとか叩き落としたけどね。
もちろん、その正体は戦闘民族高町人の高町士郎さん、高町恭也さん、高町美由希さんの3人です。
まじパネェっす。
「円」をしてたので、反応できましたが、「円」を解いていたらまったく気付かず攻撃されていたでしょう。
しかも、その一瞬の間に窓から高町士郎さん、高町恭也さんが侵入し攻撃可能な位置にいるのです。
近づく間にこちらが誘拐犯では無いことに気付いてくれて、幸い攻撃されることはなかったのですが、攻撃されてたらかわすことはできなかったでしょう。
なんていうか、あの強さの高みに上がるのにどんだけの修練が必要なのかと思わされました。
とにかく、3人の人外の強さを持つ戦闘民族により、俺たち3人は救い出されました。
とりあえず、お礼を言って帰ろうとします。
表面的にはただ、誘拐に巻き込まれた少年Aですから。
それを押し通して。
が、当然ながらそうは行きませんでした。
まぁ、色々聞いてはいけなさそうなことを聞いてしまったのはバレバレようです。
「夜の一族」とか「吸血鬼」とか。とりあえず、車で送ってもらい、巻き込んでしまったお詫びに伺う、ということが決まりました。もちろん、拒否権なんぞはありません。なお、後日改めて月村邸に伺うことも決定しました。
家に送ってもらった時に出迎えた母さんには、当たりさわり無い話しをしてもらいました。
その夜、部屋でリニスに詳しい話しをします。
怒られました。
なんだかんだいって初の実戦で俺はテンパっていたのでしょう。リニスに念話で助けを求めることすら気付きませんでした。
こんこんと説教されてしまいました。
平謝りに謝り、やっと許
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ