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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0935話
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させて貰うが、構わないな」

 その言葉がもたらした反応は大きかった。
 ピニャが血相を変えて首を振ったのだ。

「待て、待って欲しい。その、今回の件はあくまでも偶発的なものであり、帝国としては……そう、それに、この者達は妾とシャドウミラーの間に結ばれた協定に関しては全く知らなかったのだ。その辺を考えて、出来れば連合軍全体ではなくシャドウミラー内だけで……」
「知らない? 一応俺はお前と協定を結んだとこいつらに告げたぞ? その上での行動である以上、相応の責任というのはこいつらに……その上司であるお前や、そして帝国にも負って貰うのは当然だと思うが?」

 それに、あの場にはシャドウミラーのメンバー以外にも高畑の姿があった。それを思えば、ネギま世界に関しては誤魔化すのは無理だろう。

「それは、そうだが……だが、考えて欲しい。初めてあった人物が妾と協定を結んだといって、それを易々と信じられるものか?」

 ピニャにしても必死なのは分かる。ここでもし俺が帝国と協定を結んでから舌の根も乾かないうちに帝国の戦力に襲撃を受けたとすれば、色々な意味で不味い事になるだろう。……それも、よりにもよって協定を結んだピニャ直属の騎士団に、だ。
 それは分かるが……

「そうは言っても、見ての通り俺以外の連中は既にアルヌスの丘に帰っている。つまり、この件は否応なくシャドウミラーに知られている事になる以上、もうどうしようもないぞ」
「では……ではっ、そう、妾がアルヌスの丘に、そしてお主等の本拠地にて直接弁明させて貰いたい!」
「……なるほど」

 まぁ、自分の部下が不祥事を起こしたのだから、その上司がその弁明をするというのは理解出来る話ではある。
 他にもこちらの事情を知りたいという思いや、和平交渉に関しての道筋を付けたいと思っているのだろう。
 だが、それでも……

「分かっているのか? お前が俺達の本拠地、ホワイトスターに来るという意味を。お前達の侵攻によって死んだ者達の恨みをその身で受け止める覚悟があると?」

 勿論直接的な危害は与えられる事はない。だが、それでも憎悪の視線を向けられるというのはかなりの負担がある筈だ。
 そんな思いで問い掛けた言葉だったが、ピニャはそれを理解しているのか、あるいはしていないのか。ともあれ、問題はないと頷きを返す。

「無論だ。妾とて帝国の皇女だ。相応の振る舞いはしてみせよう」
「……なるほど。そこまで言うのなら、それでもいい。ちょっと待ってろ」

 そう告げ、通信機を取り出してホワイトスターへと連絡を入れる。

『アクセル? ムウ達から話は聞いてたけど、どうやら無事だったらしいわね。もっとも、この世界の住人がアクセルをどうこう出来るとは思っていないけど』

 心の底からそう
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