恋妖詠(れんよううた)
妖想ヤオヨロズ 《第六話》
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もう どうして
こんな想い
――オカシクなりそうだ――
あの酷い雨の日から一週間後。
どうして我はあんな事をしてしまったのか。
後悔と責める気持ちが日に日に増していく。
我は・・・どうしてしまったのか・・・・。
あの日の翌日から涼とは距離をおいている。
あちらも、俺のことを避けているようで、もう会話がない。
血のことは別に自分で抑えているので大した問題はない。
ない・・・・けど、苦しい。。
血が、肉が、モノが欲しいわけじゃない。
欲しい・・・・のは・・・・、
「・・・・我は・・・・・・、」
もう・・・・どうすればいいのか・・・・。
―――パタ――ンッ――――
「ッ!?;・・・・涼・・・?;」
まさか・・・こんな時に・・・・。
迷ってる時に・・・来るなんて。
「・・・・・・・・・・・・・;;。なぁ・・・・今、いいか?;」
「ぁ、あぁ。」
部屋に入れたはいいものの、何を話せばいいのか、話を切り出せばいいのか。
混乱してる。
「・・・・翁華・・・・・。此間の・・・・その、アレ・・・・・・どういう、意味だ?;///」
「っ・・・・いや、あれは忘れてくれ。何もない。」
本当に・・・何も・・・・
「忘れられねぇんだよ・・・・・!;///あんなの・・・、何もなくてするわけ・・・・///;」
何も・・・無いと・・・・思いたかった。
自分でも忘れなれなかった。
悩んでいた。
迷っていた。
――想っていた。――
「・・・・おぃ、翁k・・・・・ッ!??;;///ぁ・・・ん;///や・・・ぁ///;;」
もう、解った。
解ってた。
想い全部を、解っていた。最初から・・・・。
「はっ;///ぃ・・今の・・・は;///」
「前のは・・・何もなかった。だが、今のは・・・・『好き』・・・という意味だ」
今まで、人間や妖怪は食料に過ぎなかった。
こんなに苦しい想いを 悲しい想いを
嬉しい想いをしたのは初めてだった。
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